ダーリンとハニー (ページ13)

今日:2 hit、昨日:28 hit、合計:11,430 hit

13 ページ13

いきなりなんだ。私は頭から垂れる汗が全く引っ込まない。

「ダリ先生とはどのような関係まで行ったのですか…？」

『…え？』

地べたに手がついてる私に対し、腰を落としてエリザベッタさんがキラキラした目で聞いてきた。

どこまでの関係…？？

『さあ…どこまで関係だろう…』

全く意味が分からなく、適当に返事をしたら後ろから「Aさん！どこまで進展しているかってことですよ」
とウミが私に言う。

『進展って…キスみたいな？』

「そうです」

ウミは、お茶を用意し、正座して座った。良く見てみれば…いっぱい人がいるもんだなあ…。

アブノーマルクラスのクララとクロケルさん。そしてエリザベッタさんとウミちゃんと会長。

目がきょろきょろして、先程の質問に答えなきゃと思うがどう答えればいいのかと悩む…。
進展って…恋してる女の子じゃないんだから。

「さあ質問に答えてください！」

『いやまあある程度はしてるけど…』

考えた結果"ある程度"さて…そのある程度にはなんの思いが込められているのやら。察してほしい

「ふっチキってる」

『うるさい』

「はいはい！出会いはなんですか！」

『なるほど出会いかぁ…出会いならまだしも』

Aはニヤニヤしながら体勢を崩し、楽な姿勢で座った。

『そうだね私が小さいの頃…』

★★★★

「こんにちは」

私達はダンタリオン家に何故かご対面があったらしい
お母様が話してた内容は分からないが、私には知らない人と話しているという認識だったから、お母様の袖を掴んで必ずそばから離れなかった

そしたら目の前に私と同じ歳ぐらいの子が居た。
大きく背が高い男の子だった。

そのおかげと言うか、お互いに面識はあった。
近いか知らないけど、学校の行き道などで良くあったことがある。

それだけだけど。

『はい終わり』

「はぁぁぁあ？！オチは？！」

『何でそんなに知りたいの？先生もう授業だからいくけど…』

別に逃げてはいないが、やはりこういう色っぽい話はあまり好きではない…！
聞く専がいい！

出口へ向かうと、会長が手を広げで邪魔をしてくる。

『会長？！』

「A先生は、ど、どうやってデートに誘いましたか？！」

段々と顔が赤くなっていくA。
何だ急に？！

『お、教えない！』

「絶対なんかあるでしょ！帰すわけにはいかないわよ！」

必死に剥がそうとするが、全然剥がれない！
そうすると彼女の口が開く。

『わ、私は誘う方より…誘われる方だったし…』