私たちの関係って… 4【nnw】 (ページ25)

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大吾「ごめん！遅なった！」

大ちゃんは息を切らしながら病室に入ってくる。

それと一緒にお母さんたちは一旦ホテルに帰った。

「大丈夫だよ！よく寝れた？」

大吾「うん！」

元気そうにそう答える大ちゃん。

「ほら、赤ちゃんだよ。」

大ちゃんは私の腕の中で眠る赤ちゃんを覗いた。

大吾「ほんま……可愛いわ」

「抱っこしてみる？

吉田さん、いいですか？」

大ちゃんはそう言うとキラキラした目でこちらを見ている。

吉田「いいわよ。

母乳はその後にしましょ。

じゃあパパの方に行きましょうね〜。」

パパと言われて照れている大ちゃん。

可愛い笑

大吾「……ちっさくて、可愛ええなぁ…」

「ね！

しかも大人しいよね笑」

大吾「ほんま、お利口さんやわ…」

大ちゃんを見てみると、また泣いている笑

「もう笑泣きすぎ笑」

大吾「だってぇ……感動するんやもん……泣」

泣きながら抱っこする大ちゃん笑

きっとここにメンバーがいたら弄られてたんだろうな笑

吉田「そういえば、赤ちゃんの名前は決まったの？」

授乳後に吉田さんが急に聞いてきた。

そういえば、生まれる前に大ちゃんが、

大吾「俺が考えるから楽しみにしとって〜」

とか言ってたな…

大吾「あ、もう決めてます！」

「え！なになに？」

すると、大ちゃんは鞄からメモ帳みたいなものを取り出し、あるページを見せてきた。

そこには

琉生

大吾「るいって名前や！」

「……るい…？」

大吾「丈くんが考えてくれたやつと悩んだんやけど、輝きながら生きて欲しいからさ、漢字だけ変えたねん。」

「いい名前だね。

ね、琉生くん」

大吾「良かったわ……気に入って貰えて…」

病室には大ちゃんと私と琉生の3人になった。

大吾「A、ほんまありがとうな。

頑張って琉生を産んでくれたのもそうやけど、

最低なことした俺と一緒になってくれて……」

2人で寝ている琉生を見ていると、急に大ちゃんがそう言ってきた。

「……確かに、あの時はかなり苦しかった。

でも、あの時があるからこそ、私たちは今幸せなんだよ。

だから、私は大ちゃんと出会えて幸せだよ。」

そう言うと、大ちゃんは私を抱きしめてきた。

大吾「……俺も、Aと出会えて幸せやで。

これからも俺の横で笑顔でおってな。」

「うん！

大ちゃん、愛してるよ」

私は大ちゃんを抱き締め返した。

大吾「ん。

俺も愛してんで。」