私たちの関係って… 4【nnw】 (ページ23)

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西畑side

つい数時間前、Aとの待望の赤ちゃんが生まれた。

我が子を見て、その前から止まらなかった涙はさらに加速して溢れ出た。

今は、Aも疲れて眠っとる。

10時間以上かけて陣痛に耐えてくれたAには感謝しかない。

今は朝の9時

とりあえず俺はマネージャーさんやメンバーに生まれたことを報告した。

おかんたちには産まれてすぐ電話をした。

律子さんをはじめ、マネージャーさんたちは電話越しでも分かるぐらい泣きながら祝福してくれたし、

メンバーのグループメールでは

流星『おめでとう〜！』

謙杜『お疲れ様です!!

おめでとうございます!!』

恭平『めでたいっすね！

はよ会いたい！』

駿佑『可愛いですね！

おめでとうございます！』

和也『おめでとう！

大ちゃんに似とるんやない？』

丈『大橋、それ分かるか？笑

おめでとう！』

なんて感じで、みんながお祝いしてくれた。

連絡先の知っている先輩、廉や正門にももちろん連絡した。

一通り、報告が終わって少し仮眠を取ろうと、病室のソファで寝ようとしていると

コンコンッ

大吾「はーい」

大吾母「Aちゃ〜ん！お疲れ様って…あら、Aちゃん寝とるんやね。」

母「あら、ほんと」

おかん達がやってきた。

大吾「2人とも、来てくれてありがとうございます。」

母「大吾くんお疲れ様。Aのことありがとね」

大吾「いえいえ。

お義母さんたちも色々とありがとうございました。

赤ちゃんなんやけど、お昼にAの体調とかが良かったらここに連れて来てくれるみたい。

あ、先に見たかったら見に行けるみたいやけど、どうする？」

今先、吉田さんがAの様子を見に来たついでに、赤ちゃんの健康状態とともに教えてくれた。

大吾母「あら、そうなん！

じゃあ一緒に見に行きましょ！

大吾は一旦寝てき？

私たちがAちゃんたちのことはしとくから。」

母「そうよ、大吾くん。

子育ては体力勝負だから、今のうちにちゃんと休んどいた方がいいわ」

お母さんたちがそう言うので、一旦帰って寝た。

誰もおらん家の中は寂しかった。

独身の時はなんも思わんかったけど、もうAがおらん生活は考えられへん。

そう思った。

少し寝て起きると、もうお昼になっとった。

やばい！

はよ病院行かな！

赤ちゃんに会えるかもしれんのに！

そう思って急いで病室に行き、扉を開けると、そこには赤ちゃんを抱っこしたAがおった。