私たちの関係って… 4【nnw】 (ページ21)

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病院に着くと、色々検査があった。

時間が経つにつれて激しくなるお腹の痛み。

1人だったら耐えられなかったかも。

今は横に大ちゃんもいるし、お母さんたちもいる。

もう少しで会えるんだと思うと嬉しい気持ちとここから何が起こるのか不安な気持ち

吉田「うん、あともう少しね。

入院はできるから、このまま様子を見ましょ？

まだここから長そうだから様子見て寝るようにね。

大吾くんもよ。」

大吾「はい！」

まだまだこの痛みが続くのか…

そう思っていると、大ちゃんが私の手を握ってくれた。

大吾「大丈夫やで？

なんか俺にして欲しいこととかない？」

相変わらず優しい大ちゃん。

「ありがとう。

横にいてくれるだけで嬉しいよ。

あ、陣痛が来たら腰を擦って欲しいかな？」

そう言うと、大ちゃんは微笑みながら

大吾「ん。分かった。

遠慮せんでええからね？」

「うんっ」

それから、少ししてまた襲ってくる痛み

大ちゃんは私が言ったとおり、腰を摩ってくれたり、汗を拭いてくれたり横でずっと手を繋いでいてくれたり…

何度も

大吾「Aだけ辛い思いしてごめんなぁ…

あともう少しやからなぁ」

と言いながら横にいてくれた。

それから数時間

夜中になり、お母さんたちは一旦帰ってもらって、私も何度か寝て、大ちゃんにも仮眠を取ってもらった。

最初は寝ていいよって言っても、

大吾「あかん、寝とる間にAになんかあったらいけんから、俺は寝らんでええ」

とか言ってたけど、体力勝負だからと無理やり寝かせた。

陣痛の間隔もかなり短くなってきた。

「ん〜っ！痛いっ……」

吉田「……うん！

だいぶ開いてきたし、分娩室行きましょ！

Aちゃん、大吾くん、もう赤ちゃんに会えるわよ〜！」

やっと会えるのか……

私と大ちゃんは分娩室へ

大ちゃんは前から出産には立ち会いたいとずっと言っていたから、一緒に分娩室に入る。

分娩室の中でも手を繋いで横にいてくれる大ちゃん。

よく見ると、もう既に泣いている。

大吾「……ｸﾞｽｯ…もう少しやで……ｸﾞｽｯ……A？」

私は頷きながらいきむ

それからは何度大ちゃんの手を強く握ったか分からないぐらい強い痛みの度に握り、

吉田「Aちゃ〜ん！

頭見えてきてるから、次で出すよ〜！」

「……はいっ……ん〜〜っ！

あぁ〜〜っ!!」

最後に力を振り絞った瞬間

ｵｷﾞｬーッｵｷﾞｬーッ