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長尾side
駿佑「Aのことなんやけどさ、ちょっとは気にかけてやってくれん？
Aな、実は話しかけきれんで困っとるみたいなんよ。
俺も気になって休み時間は行きよるけど、いつも行けるわけちゃうからさ、同じクラスの長尾が橋渡ししてやってくれん？
ほら、長尾はさ、明るさが長所やん？
その明るさでAのこと助けてやって欲しいねん。
長尾があんまりAのこといいように思っとらんのは知っとる。
でも、Aはお前が思うような悪いやつやないねん。
お願い。」
そう言って、みっちーは俺に頭を下げてきた。
みっちーが誰にでも優しいけど、こんなに優しいのはきっとAにだけ。
それがなぜなのか何となく気づいとった。
みっちーはきっとAのことが好き。
でも、みっちーは諦めとるみたいやけど…
こんだけ必死なみっちー初めて見た。
謙杜「みっちー、頭上げて？
……わかった。明日話しかけてみるわ。」
あくまでこれはみっちーのため。
Aなんか当別にどうなってもいいんや。
そんな最低なことを考えながら、俺は次の日教室に入った。
教室にはギリギリに着き、Aを探す。
でも、なかなか見当たらない。
どうしたんやろ？
俺は気になって、挨拶しに来た俺の友達に聞いてみた。
謙杜「そう言えばさ、枝原って来とる？」
友達「あ、枝原さん？
実はな、
今日の朝な、あの女子たちに面と向かって悪口言われとってな、耐えきれんくなったんか、教室から逃げ出して行ったで。」
は？
あの女子たちって、Aのこといいように思っとらん奴らよな…
あんなに興味のなかったAやけど、何故かイライラが止まらんかった。
なんで俺がイライラしとんねん。
そもそも何に対して？
悪口言った女子？
それともこうなるまで見て見ぬふりしとった俺？
いや、きっと両方や。
入学式の時、それほど話したことの無い俺にも優しく話しかけてくれた。
そんなAが悪いやつやないんは心の奥底で気づいとった。
でも、俺の変なプライドが邪魔して、苦しんどるAを見て見ぬふりしとったんや。
友達「結構前から悪口言われとったみたいやで。
枝原さん、孤立しとったし、結構苦しかったやろうな」
俺が悪かったんや。
みっちーの頼みやからとか、そんな前に人として最低や。
謙杜「俺、ちょっと行ってくる。」
俺が探さんと。
やって、俺らは同じ夢に向かう仲間なんやから。
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ぽんす(プロフ) - ぼた餅さん！お知らせいただき、ありがとうございます。外し忘れていとに先程気づき、外しました！ (3月14日 11時) (
レス) id: 0cd0ea02b6 (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅(プロフ) - オ.リ.ジ.ナ.ル.フ.ラ.グを外して下さい。 (3月14日 10時) (レス) id: b56975c361 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんす | 作成日時：2024年3月13日 17時
