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大ちゃんが泊まりに来てからまた2週間ほど経った日
ついにツアーが始まった。
最初の公演は大阪
久々に帰ってきたこともあり、メンバーは各自の実家に帰って行った。
私はと言うと、ライブ会場の近くのホテルに泊まっている。
入所したばかりの頃はお母さんと一緒に福岡から大阪に出てきて2人暮らしをしていた。
しかし、高校卒業を機に、私は一人暮らしを始め、お母さんはお父さんが寂しがってるからと言って福岡の実家に帰って行った。
当時一人暮らししていたマンションもデビューが決まり、東京に住むことになって売り払った。
だから実質、大阪に私の実家は無い。
少し寂しいな
メンバーと大阪に着いた時、
謙杜「わー！久々の大阪や〜！」
丈「やっぱり落ち着くわ〜」
このように嬉しがっているメンバーばかり
「じゃ、私はホテルに向かうね」
みんなとは違ってホテル住まい。
恭平「え〜！Aともっとおりたい！
なあ、俺の実家に帰る？」
駄々をこねる恭平くん
駿佑「恭平、それはあかんって。
絶対下心ありまくりやろ！」
流星「恭平あかんがな〜」
大吾「A、寂しないか？」
皆がうるさくしている中、優しく聞いてきた大ちゃん。
「うん、大丈夫だよ。
だってりっちゃんも一緒だから！」
泊まりに来たあの日から、皆の前でも少し優しくなってきた大ちゃん。
恭平「え〜！俺、律子さんに負けたん?!
まだまだ頑張らんと！」
和也「恭平は懲りん奴やな〜！」
流星「その調子やで！恭平！」
そう、私の部屋の隣にはりっちゃんも一緒に泊まる。
そんな会話を新大阪駅で繰り広げている私たち。
ファンにバレたらどうすんの笑
すると、
律子「皆！早く実家に帰りなさい！
明日も早いんだから！」
りっちゃんが怒っている笑
「「はーい」」
怒られたみんなは大人しくなり、それぞれの実家の方向へ帰って行った。
律子「さ、A！
ホテル行きましょ！今日は女2人で盛り上がるわよ！」
そう言ってりっちゃんと一緒にお酒を飲んだり、ご飯を食べたりすると、お酒に弱いりっちゃんはすぐに自室に帰り、寝てしまった。
それから、冒頭の状態
すると、ホテルのベルが鳴った。
「はーい！」
りっちゃんかな？
そう思って出ると…
大吾「……よっ！」
「…だ、大ちゃん？！」
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作者名：ぽんす | 作成日時：2024年2月21日 11時
