私たちの関係って…【nnw】 (ページ5)

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そんなことを思っていると、食事会の前に送られてきた住所のホテルに到着した

『着いたよ』

ピコンッ

大吾『302』

『わかった』

送られてきた部屋番号へと向かう

コンコンッ

大吾「開いとるよ」

「閉めとかないと危ないよ」

大吾「どうせA以外俺がここおるの知らんやろ」

「そうだけど…」

中に入るともう大ちゃんはベッドサイドの椅子に座ってスマホを触っていた

大吾「それよりはよこっち来て」

そう言って大ちゃんはベッドへ移り、大ちゃんの横をポンポンした

そう言われてベッドまで歩いていくと

「………きゃ！」

大ちゃんに腕を取られて気づけば天井と大ちゃんの顔だけが視界に映っていた

大吾「お店出てくるまでえらい遅かったやん
恭平たちに媚でも売ってたん？」

「いや、別にそんなことしてなi……んっ」

大ちゃんは冷めた目で私を見ながら答える隙もなくキスしてきた

大吾「よくそんな嘘つけれるなぁ
今日の食事会あんなに恭平とかみっちーとかと距離近
くて嬉しそうな顔しとったのに」

「だから、あれは…」

大吾「言い訳はええからとりあえず抱かせて」

そういうと私の服の中に手を入れてきた

これがいつもの私たちの関係の合図

その後、散々大ちゃんに抱かれた私は

目が覚めると

ホテルのベッドではなく

私の部屋のベッドで

綺麗に服が着せられていた

最後の記憶はホテル

ここまで連れてきてくれたのは大ちゃん以外考えられない

私の部屋の合鍵はこの関係になって少ししてから大ちゃんに渡してあった

きっと大ちゃんはその鍵を使ってここまで連れて帰ってくれたのだろう

2人で会えばいつも冷たい

でもこうやってたまに優しさを見せてくる

だから私はこの関係を終わらせることができない