私たちの関係って…【nnw】 (ページ32)

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大西side

なにわ男子として活動し始めて色々苦労することもあった

でも、そんな時に俺はある違和感を感じた

あんなにいつもAの横にいた大ちゃんがAとあまり話さなくなった

カメラが回ればいつも通り2人で話したりしてるけど

楽屋ではあまり話さない

俺の勘違いかもしれん

でも俺は大ちゃんと2人での仕事の時、ついに聞いてしまった

流星「なぁ、大ちゃん」

大吾「…ん〜？」

流星「最近あんまAと喋ってないやん」

そう言うとスマホを触っていた手が止まった

大吾「………そう？」

流星「楽屋であんま2人でおらんなって思って…」

大吾「……そんなことないで？」

はぐらかしてくる大ちゃん

流星「……何かAとあったん？」

そう聞くと少し大ちゃんが固まった

大吾「………いや、何もないで？
今までどおりやで？」

これは何かあったな

そう思った

流星「…そうなん？

でも、大ちゃん

甘くみとったらA取られんで？

後悔せんようにね？」

そう言うと大ちゃんは「うん」と言ってトイレに向かった

でも相変わらず大ちゃんのAに対する態度は変わらず…

気づけば恭平がAにベッタリくっつくようになった

恭平、Aのこと好きやろ

ほかのメンバーもそれには気づいとったみたい

多分大ちゃんも

和也「恭平さ、何か変わったよな？」

謙杜「なんか、今まで関係持っとった女の人全部切ったらしいですよ」

丈「それだけ本気なんやな」

びっくりするぐらいアピールを頑張る恭平にもその努力が実って欲しい

そう思うけど

やっぱり俺は今までそばで見てきたAと大ちゃんが幸せになって欲しいと密かに思っていた

だからこそ、恭平が告白したことを大ちゃんには知られないように誤魔化したし、

Aにはご飯を食べながら、気持ちを探った

やっぱり大ちゃんのこと好きなんやな

でも、Aは今、めっちゃ苦しそうやん

大ちゃん、

Aに笑顔でおって欲しかったんやないん？

ごめんやけど

今のAの姿見たら

大ちゃんには任せられんわ

そう思って俺はAに恭平を勧めた

この時、俺がAと大ちゃんの関係を知っていたら

何か違うアドバイスができたんやないか

そう後悔するときが来るなんてこの時の俺は知らんかった