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大吾「………A」ユサユサ
「…………ん」
気づけばまた寝ていたみたいで、大ちゃんに揺さぶられて目が覚めた
大吾「…おはよ」
「…おはよ」
大吾「身体痛くない？」
こうやっていつも朝は優しく気遣ってくれる
「うん、大丈夫だよ」
大吾「今日の仕事、午後からよな？」
今日は午後からの逆転男子の収録のみ
「そうだよ」
大吾「ほな、ゆっくりできるな」
微笑みながら私を見つめてくる
「そうだね！
あ！お腹すいたでしょ？
なにか作ろうか？」
そう言うと、大ちゃんが嬉しそうな顔をする
大吾「ほんま？ありがとう！」
「大丈夫だよ！
その間に大ちゃんシャワー浴びといで？」
大吾「うん！分かった！」
そう言うと、大ちゃんはあちこちに散らばった服を取って風呂場へ行った
私も服を着てキッチンへ向かった
冷蔵庫を開けるとそこには大量の水のペットボトルばかり
唯一あったのは卵ぐらい
どうしよう
買いに行こうかな…
そう考えていると後ろから抱きしめられた
大吾「…どうしたん？」
「…いや、食材がないからどうしようかなって迷ってたの」
大吾「あ、そうよな笑
最近外食とかが多いから何もなかったな笑
どうする？買いに行く？」
でも買いに行くと家に着替えに帰る時間がなくなる
あ！そうだ！
「買い物行くと時間かかっちゃうから、私の家で食べる？
大ちゃんの家から私の家近いし」
そう言うと、大ちゃんが嬉しそうにこっちを見てくる
大吾「ええの？
Aの家お邪魔して」
「良いも何もいつも来てるじゃん笑」
大吾「あ、いや、いつもはさ、その、
あれのためだけにお邪魔してたから…」
「あ、うん…」
ちょっと気まづい雰囲気
「……あ、時間間に合わなくなるから早く行こ！」
大吾「…あ、あぁ」
一緒に外に出て、私の住むマンションへ向かう
大ちゃんのマンションから私のマンションまで徒歩10分ぐらい
偶然だったけど、最初はお互いの家に来た時に驚いた
私のマンションに入り、エレベーターを待っていると、
「………え？」
大ちゃんが急に手を絡めてきた
大吾「…ここやったら誰にもバレへんから……繋いでみた…」
そう言った大ちゃんの顔を見ると、心做しか少し赤くなっていた
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作者名：ぽんす | 作成日時：2024年2月21日 11時
