私たちの関係って…【nnw】 (ページ17)

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「恭平くん、ご馳走してもらってありがとう！」

恭平「ええねんええねん！
俺が今日は楽しませたるって言ったやろ？」

「そうだったね笑
でも私も何かお返しさせて？」

結局あのレストランでは恭平くんが頑なに私が払おうとするのを断り、お手洗いに私が行っている間に支払いを済ませていた

恭平「じゃあ、この後飲み直さん？
…俺の部屋で」

恭平くんがそう言ってきた

「…え？」

恭平「俺、まだAとおりたい」

恭平くんはいつもとは違う真剣な眼差しだった

「わかった。
恭平くんの家で飲み直そ」

恭平「っしゃ！
じゃ、行こか！」

恭平くんはガッツポーズをして、私の手を引いて歩き出した

でも、この時ふと頭に浮かんだ人がいた

大ちゃん何してるかな？

いや、今日は恭平くんといるんだから

大ちゃんのことは忘れて楽しもう

恭平「…どうぞ」

「ありがとう。
お邪魔します！」

恭平くんに手を繋がれ、恭平くんの家に着いた

恭平「ソファ座っとって〜」

「わかった〜」

恭平くんの家は初めて来た

恭平くんの部屋は黒が基調の物が少なめな部屋

楽屋もほぼ手ぶらで来るからやっぱり部屋も物が少ないなぁ

ふと、部屋を見ていた時に目が止まった棚に飾ってある写真立て

その中の写真にはとても綺麗な女の人と笑顔の恭平くん

彼女がいるとかは直接聞いたことがないけど、きっとこの人は恭平くんの彼女なのだろう

彼女がいるのにメンバーの私を部屋に入れたら疑われるのでは？と思った

恭平「お酒持ってきたで〜！
Aどれがいい？」

そう思っていると恭平くんがたくさんの種類のお酒と事前に家にあったのであろうおつまみを持ってきた

「ありがとう！
私は……これ！」

それからお酒を飲み出したのだが、気づけば聞いてしまっていた

「恭平くんって彼女いたんだ」

恭平「……え？」

「いや、あそこに飾ってある写真見ちゃった笑
私がここに来てて大丈夫？」

そう言うと、恭平くんは急に真剣な顔をして私の方を見た

恭平「……それ、彼女やない。俺の姉ちゃん」

「あ、そうだったんだ笑」

恭平「…俺、彼女おらん。
…やって、俺は……
俺は、Aが女として好きやから」