下手なサプライズよりも (izw×kwkm) かい様リク ページ20
川上side
珍しいこともあるものだ。あの伊沢さんが一緒にご飯に行こうと俺を誘うなんて
いや、俺達は恋人関係だからそういう事があっても不思議では無いのだろうけど、最近はあまり恋人らしいこともできていない
俺は本当に必要とされているのだろうか
そんな事を考えていると、遠くに伊沢さんの姿を見つけ、それ以上考えるのをやめた
伊沢「ごめんごめん!待った?」
川上「いえ、今来たばかりなので大丈夫ですよ」
伊沢「そっか、なら良かった。じゃあ、早速行こうか」
スタスタと歩く伊沢さんの後ろをついて行くように歩く。途中、伊沢さんに話をされた気がするが、何も覚えてない
伊沢「えーと、あっ!ここだ!」
しばらく歩いた所で伊沢さんが立ち止まる。目的地に着いたのかと思い、顔を上げるとそこは予約が取れない程有名なレストランだった
川上「え?ここって高い店じゃないんですか!?」
伊沢「まあ、ちょっと値は張るけどたまにはいいかなって?それより早く中に入ろう!」
戸惑う俺には気にもとめず、中に入っていく伊沢さんを慌てて追いかけた
店の中に入って直ぐに個席に通され、次々に料理がが運ばれてくる
川上「あの、なんで今日はこんなにいい店に連れてきてくれたんですか?」
伊沢「なんでってそりゃあ、今日が俺にとって大事な日になるからに決まってるだろ?」
メイン料理を食べ終え、ずっと気になっていたことを聞いてみたものの帰ってきた返事はよく分からないものだった
しかし、直ぐにその意味が分かることになった
伊沢「川上、これ受けとってくれないか?」
恐る恐る差し出されたのは薔薇の花束
伊沢「確か今日って川上の誕生日だろ?だからサプライズ的なことをしてみたんだけど·····」
照れくさそうに言う伊沢さんの姿に待っている間あんなに悩んでた自分が馬鹿馬鹿しくなった
伊沢「嬉しくなかったか·····?」
何も言わない俺に不安そうに聞いてくる伊沢さんがいつもより可愛く見えた
川上「まさか、嬉しいに決まってますよ。それより、薔薇の本数的にそういう意味で受け取っていいんですよね?」
俺がそう言うと伊沢さんはスっと椅子から立ち上がり、ポケットから小さな箱を取りだした
伊沢「川上、誕生日おめでとう。そして俺と·····結婚してください」
川上「もちろんですよ、伊沢さん。俺の方こそよろしくお願いします」
俺はそう言うのと同時に伊沢さんにキスを落とした
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宙陸(そらりく)(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!!個人的に上手く書けたか不安だったので喜んで貰えてよかったです!! (1月4日 7時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
あい - sgmrすごく良かったです!!kwmrさん受けが大好きなのでまたkwmrさん受けの作品を書いていただけたら嬉しいです。ありがとうございました! (1月3日 20時) (レス) id: 953677f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
宙陸(そらりく)(プロフ) - かいさん» 神だなんて大袈裟ですよ(笑)!でもありがとうございます!喜んで貰えたなら良かったです! (1月3日 19時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 見るのが遅くなってすみません!izkm、最高でした!!いつも神みたいな作品ばっかりで感動しています!ありがとうございます! (1月3日 17時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
狐犬(こいぬ)(プロフ) - かいさん» リクエストありがとうございます!遅くなりましたが、書いてみました!いかがですかね? (1月1日 15時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ル二 | 作成日時:2023年7月1日 15時