髪の毛 (ko×sgi) ページ14
須貝side
須貝｢ふぅ、さっぱりしたー。こうちゃん、次入っていいよー｣
こう｢はーい·····って！須貝さん！髪はちゃんと乾かしてくださいっていつも言ってますよね！｣
須貝｢いいじゃん、そのくらい。俺は自然乾燥派なの！｣
こう｢ダメです！風邪引いたらどうするんですか！｣
俺の恋人であるこうちゃんが足早にドライヤーを取りに行き、再びリビングへと戻ってきた
こう｢須貝さん！大人しく座ってください！｣
須貝｢だから、良いってば！乾かさなくても風邪なんか引かないって！｣
こう｢良くないです！風邪ひかなくても乾かさないと明日髪がぐしゃぐしゃになりますよ！｣
こうちゃんが俺の腕を強く引っ張り、床に座らせる
こう｢じっとしててくださいよ！もし、途中で動いたら怒りますからね！｣
少しぷりぷりとしながらこうちゃんは俺の髪を乾かし始める。俺は抵抗するのも面倒くさくなり、大人しく乾かされる事にした
しばらくして、髪は完全に乾き終わった。しかし、既に乾き終わっているのにも関わらずこうちゃんは俺の髪を触るのを辞めなかった
須貝｢おーい。こうちゃんやーい。もうとっくに髪の毛は乾かし終わってるんじゃないのかい？｣
こう｢いやぁ、この長くてサラサラしててちょっと長めの須貝さんのこの髪が愛おしくてたまらなくて｣
全く、この人は何を言ってるんだ
そう思っている間もこうちゃんは俺の髪を触るのをやめない。くしでとくように触ったかと思えば今度は手ですくい、匂いを嗅ぐこうちゃん
俺の心臓は破裂寸前だった
須貝｢こうちゃん、もうそろそろ満足してくれない？ちょっとくすぐったいんだけど｣
こう｢ああ、ごめんなさい。須貝さんの髪、凄いサラサラで気持ちよかったのでつい·····ドライヤー片付けてきますね｣
ふわりと笑い、こうちゃんは洗面所へと向かって行った
こうちゃんがリビングを出た瞬間、俺は静かに床に倒れた。真っ赤になってるであろう顔を両腕で隠しながら、小さく呟いた
こう｢須貝さーん、そんなとこで寝てたら風邪引きますよー｣
いつの間に戻ってきたこうちゃんの声に驚きいてしまった
こう｢はいはい、寝るならベットに行ってくださいね｣
いつものにこやかな優しい笑顔。その笑顔から伸びてくる大きくて暖かい手のひらが俺の頭をふわりと撫でた
この優しい笑顔と暖かい手があるなら自然乾燥派の俺もたまには乾かして貰うのもありに思えた
甘えたい気分 (izw×kwkm)→←I love you の訳し方 (kwmr×fkr)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 69人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宙陸(そらりく)(プロフ) - あいさん» ありがとうございます！！個人的に上手く書けたか不安だったので喜んで貰えてよかったです！！ (1月4日 7時) (
レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
あい - sgmrすごく良かったです！！kwmrさん受けが大好きなのでまたkwmrさん受けの作品を書いていただけたら嬉しいです。ありがとうございました！ (1月3日 20時) (レス) id: 953677f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
宙陸(そらりく)(プロフ) - かいさん» 神だなんて大袈裟ですよ(笑)！でもありがとうございます！喜んで貰えたなら良かったです！ (1月3日 19時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 見るのが遅くなってすみません！izkm、最高でした！！いつも神みたいな作品ばっかりで感動しています！ありがとうございます！ (1月3日 17時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
狐犬(こいぬ)(プロフ) - かいさん» リクエストありがとうございます！遅くなりましたが、書いてみました！いかがですかね？ (1月1日 15時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ル二 | 作成日時：2023年7月1日 15時
