とあるクイズ集団のBL日常 Part２

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伊沢side



山本｢で？はやく起きたらどうです？狸寝入りの伊沢さん？｣



そう声をかけられ俺はムクリと起き上がった



伊沢｢バレてたか·····｣



てへっと少しふざけてみると·······



山本｢ふざけないでください。全く、いつまでこんな事続けるつもりですか？｣



冷たい目でバッサリ言われてしまった


実はこうちゃんはバレていないと思っているだろうが、本当は俺にはバレているのだ。もちろん、山本にも



伊沢｢いやー、こういうのってどう切り出せばいいか分からなくってな、、、｣



俺がそう言うと山本は深いため息をついてこう言った



山本、伊沢さんって意外と小心者なんですね｣


伊沢｢え？｣


山本｢僕の憧れの伊沢さんはもっとキラキラしててみんなを引っ張っている人だったのに·······｣



え？俺、そんなふうに見えてたの？てか、山本、俺へのリスペクト高くね？



山本｢正直、今の伊沢さんを僕は尊敬したくないですし、できません｣



バッサリと言い捨てる山本に少し違和感を覚えた。まるで何かを我慢して堪えているように見えた



伊沢｢山本？どうした？｣


山本｢ほーら！こんなとこでウジウジしてないで！さっさとこうちゃんのところに行ってきてください！｣



山本はグイグイと俺の背中を押しドアの前まで歩く



伊沢｢ちょ、、、ちょっと待ってよ！山本！｣


山本｢なんです？話は後でゆっくり聞きますから！ほらはやく！｣


伊沢｢山本はなんでこんな事するんだ？｣


山本｢なんでって·······単なる気まぐれです。それよりはやく！｣



そう言うと山本は俺を押す力をいっそう強めた



伊沢｢わかった！わかったから押すのをやめろ！｣



俺がそう言うと山本は俺を押す力を弱めてくれた


俺は扉に手をかけ部屋を出た。出た瞬間足を止め、山本の方を向いた



伊沢｢山本、ありがとうな！｣


山本｢お礼は後でいいんで、さっさと行って来てください！｣



俺はニコッと笑いこうちゃんの元へと向かった

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山本side



伊沢さんは足早に部屋を出ていった



山本｢全く、何やってんだろう·····｣



ドサッと床に寝っ転がっていると福良さんがやってきた



福良｢山本、大丈夫？｣


山本｢福良さん·····まあ、大丈夫です··········｣



別に伊沢さんの事が好きだったとかそんなんじゃない。ただ、なんだか心に穴が空いている感じがして、なぜか目から汗が流れ出ている


ただそれだけ·····

I love you の訳し方 (kwmr×fkr)→←Kiss you (ymmt→izw×ko)

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