Kiss you (ymmt→izw×ko) ページ11
こうside
俺は今までこんなにも沼る人に出会った事はあっただろうか?
キリッとした目、長いまつ毛、スラッとした鼻筋にふわりとした髪の毛。どこを見ても完璧としか言いようがない
見た目だけじゃない。紳士的で社交的なところも大人っぽいところと子供っぽいところも持ち合わせているところも、伊沢拓司には魅力がこれでもかと詰め込まれている
そんな伊沢さんに俺が恋に落ちるのにそう時間はかからなかった
俺はそっと寝ている伊沢さんのパーマのかかった頭に触れた
こう「やっば、、、めっちゃふわふわ、、、!」
大人の髪にしては柔らかくてサラサラとしているため気持ちが良かった
『伊沢さん··········』
俺は恐る恐る伊沢さんの頬にキスを落とした
何度も、、、何度も伊沢さんににキスを落とした
こんなことしてるなんて他の人見られたらどう思われるか分からない。もしかしたら、気持ち悪いと軽蔑されるかもしれない。それなのに自分の中の奥底に眠る欲望を抑えられなかった
やめなきゃいけないのにもう1回だけ、、、もう1回だけとズルズルと引き伸ばしている
もし、俺が山本さんみたいに可愛かったら。もし、須貝さんみたいにナイスガイで魅力のある人間だったら伊沢の目に止まる事が出来たかもしれない
それに対して俺はなんの魅力もない。可愛くもなければ、かっこよくもない。何か特別な何かを持っている訳でもなければ、何か凄い実績を持っている訳でもない
こんなポンコツでダメダメな俺を伊沢さんが好きになってくれるはずがない。俺は自分に自信が持てないのだ
だから、この思いを伝える事が今でも出来ていない。伝えられず、爆発しかけているこの強い思いを止められず、こんな行動を取ってしまう
こんな自分が情けなくて仕方なかった
その時、ガチャと音がすると共に誰かの声がした
山本「伊沢さーん!って寝てるし·····てかこうちゃん?何してるのこんな所で?」
こう「ち、、ちょっと伊沢さんに用があって!山本さんこそどうしたんです!?」
咄嗟についた嘘。少し慌てながらも何とか話題をそらす
山本「僕も伊沢さんに用があったんだけど、寝てるならしょうがないね。それよりこうちゃん、さっき福良さんが探してたよ」
こう「え!?そうなんですか!?」
山本「うん、早く行ってきたら?」
こう「わかりました!ありがとうこざいます!」
俺は慌てて逃げるように部屋を出た
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宙陸(そらりく)(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!!個人的に上手く書けたか不安だったので喜んで貰えてよかったです!! (1月4日 7時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
あい - sgmrすごく良かったです!!kwmrさん受けが大好きなのでまたkwmrさん受けの作品を書いていただけたら嬉しいです。ありがとうございました! (1月3日 20時) (レス) id: 953677f7d7 (このIDを非表示/違反報告)
宙陸(そらりく)(プロフ) - かいさん» 神だなんて大袈裟ですよ(笑)!でもありがとうございます!喜んで貰えたなら良かったです! (1月3日 19時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
かい - 見るのが遅くなってすみません!izkm、最高でした!!いつも神みたいな作品ばっかりで感動しています!ありがとうございます! (1月3日 17時) (レス) id: d6f759f36a (このIDを非表示/違反報告)
狐犬(こいぬ)(プロフ) - かいさん» リクエストありがとうございます!遅くなりましたが、書いてみました!いかがですかね? (1月1日 15時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ル二 | 作成日時:2023年7月1日 15時