とあるクイズ集団のBL日常 Part２

気に入らない (izw×kwkm) ページ2

伊沢side



気に入らない



川上「はは！お前おもろいな！」


「お前には負けるよ！」



友達にいつも囲まれてるあいつが、



川上「先生！それ俺運びますよ！」


「いいのか？重いぞ」


川上「大丈夫ですよ！先生と違って若いし力持ちなんで」


「二言くらい余計だぞ！」



先生と無駄に仲良くて、気に入られてるあいつが


何もかも気に入らなかった


そんなにイラつくなら関わらなきゃいい。そんな事分かってるのについ目で追ってしまう



伊沢「ホントムカつく！」



イラつきながら歩いてたせいか、階段を踏み外し、そのまま転げ落ちた



伊沢「いってー！ホントなんなんだよ！」



本当に今日は最悪だ。それもこれも全部川上のせいだ！



川上「伊沢！凄い音したけど大丈夫か？」


伊沢「あ？」



音を聞きつけて来たらしい川上。心配そうな顔を向けてるが心の中でどうせ嘲笑ってんだ！



川上「大丈夫？立てる？」



俺は差し出された川上の手を思いっきり振りほどいた



伊沢「触んな！1人で立てるし！」



川上に悪態をつきながら立ち上がろうとした



伊沢「いっ！」



左足にビリッと電撃が走るかのような痛みが引き起こった



川上「どうした？」


伊沢「何でもねえ！」



俺は川上の横を通り過ぎようとした。しかし、痛みで上手く歩けず、足はすぐに止まってしまった



川上「もしかして怪我したん？」


伊沢「何の話だ？」


川上「はぐらかしても無駄やよ。状況的にそうとしか考えられへん。音的に階段から転げ落ちたから多分捻挫やな」



川上は俺の手を引き階段に座らせた。そしてそのまま靴下をめくろうとした



伊沢「おい！触んな！」



手を掴み離そうとするも上手く力が入らない



川上「ほら、腫れてる。保健室行こうな」


伊沢「いい！このくらい少しすれば治る！っておい！何してんだ！」



俺は何故か川上にお姫様抱っこをされている



川上「無理に歩いたら痛いやろうし、悪化するから少し我慢しろよ」


伊沢「だから！下ろせって！」



そんな俺の言葉を無視し、保健室に連れてこられた



川上「すいません、今いいですか？」


「あら？どうしたの？」


川上「ちょっと転んで捻挫したみたいや」


「まあ、大変！ちょっと待っててね」



保健室の先生は何かを取りに離れて行ってしまった



川上「今度は気をつけろよ、おマヌケさん」



ほんとにこいつ！気に入らない！


天邪鬼で捻くれ者のお前が！

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