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この他にもたくさんの思い出が浮かんでは消えていくが、その中で1番色濃く見えたのは川上との思い出だった。その事に俺は本当に川上の事が好きなんだなと改めて自覚した
なら、ここで死ぬ訳には行かないな!
そう思った時··········
??「·····さん······いさん··········す·····さん」
どこからか俺を呼ぶような声がする。その声は途切れ途切れではあるが誰の声かなんて1発で分かった
須貝「川上!川上ー!」
少しずつ川上のシルエットが見えてくる
俺は全力で走った。川上に近づくにつれて眩しくなったが俺は足を止めなかった眩しさが限界に近づき俺は目を閉じる
目を開くとそこには··········
川上「須貝さん!」
須貝「かわ·······かみ?」
川上「そうです!川上です!良かった、、、目が覚めて、、」
伊沢「良かったな」
須貝「あれ?伊沢?」
伊沢「俺だけじゃないぞ」
そう言われて周りを見渡すとこうちゃんや山本達も目に涙をためてそこに立っていた
伊沢「どうして川上に言わなかったんだ?須貝さんが病気を持っているってこと」
須貝「··········」
川上「須貝は俺のために言わなかったんですよね?俺に心配いかけたくなかったから」
完全に図星だった。俺はゆっくりと言葉にする
須貝「そうだよ、医者からもう長くないって言われてだったら川上と別れた方がいいかなって·····」
そう言葉を放つと川上に両手を握られる
川上「須貝さん、よく聞いてください。俺は須貝さんに何があってもそばに居ますよ」
須貝「俺だって、本当は別れたくなんてなかった。でも、川上に辛い思いさせたくなかった」
途中で泣き出してしまった俺を川上は優しく抱きしめてくれた
川上「須貝さん、俺と付き合ってくれませんか?いや、俺と結婚してくれませんか?」
川上の手にはひとつの箱が········中にはお互いのイニシャル入りの指輪が入っていた
須貝「こんな俺でいいなら」
川上「こんな須貝さんだから良いんですよ」
俺はこの日を境に病気を完全に克服した。周りからは愛の力ってすげぇなってからかわれたけど悪い気はしたかった
だってこれからも大好きな人と一緒にいれるから!
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小狐(プロフ) - yit高梨アヤメさん» ほんとですね!いつの間にか立ってました!自分はフラグ立てた覚えがないので間違って触れてしまったんでしょうか?ご指摘ありがとうございます! (9月9日 19時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
yit高梨アヤメ(プロフ) - オリ.ジナル.フラ.グが立ってしまっています…💦 (9月9日 18時) (レス) id: 945705f77e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - konyaruさん» いえいえ〜♪♪、こちらこそありがとうございます!!リクエストはいつでも募集中です!! (6月10日 16時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
konyaru - ハワ〜〜!すんごく好きです!!ありがとうございます!!この2人ペアが結構好きなので、またリクエストするかもです!ありがとうございます!! (6月10日 14時) (レス) @page29 id: 0d101b2ada (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - konyaruさん» 自分の作品を褒めて下さりありがとうございます。遅くなりましたが書いてみましたがいかがでしょうか?不満な点がありましたらいつでも言ってください (6月10日 11時) (レス) id: 89006b81e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ル二 | 作成日時:2023年6月4日 9時