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……新しい人、という考えは考えたこともなかった
「たとえ記憶が戻ったとしても、また忘れることだってある訳じゃないすか。…その度に傷つくかもしんないんっすよ」
『……かもしれませんね』
「だったら『でも』
よく分からないけど
『自分が傷つくから諦めるという理屈は何か違う気がします』
高速を下りると
休日だからか結構渋滞していた。
「………ま、恋愛偏差値2の人にそんな器用な真似できる訳ないっすよね。笑」
少しの沈黙の後、隣の運転手から呆れたように鼻で笑われた。
『……何か今バカにしませんでした？』
「してないっすよー。単細胞なりに頑張って恋愛してるんだなぁ〜！ってむしろ感動してるくらいで笑」
『…君、一応私の部下ですからね』
「元っすけどね笑。あーてか喉乾いた〜そこ寄っていいすか？あ！つか奢って下さいよ！上司なんだし笑」
こいつとことん舐めてるな。
薬師くんは丁度道沿いにあったドライブスルーのあるカフェを指している
『……まぁ、乗せてもらったのでコーヒーくらいは』
「じゃ俺フラペチーノの新しいやつと、あと腹も減ったからフォカッチャとドーナツとヨーグルト。と明日の朝飯用のサンドイッチも！」
『遠慮って言葉を知らないんですか』
「知ってますけどー？知ってるからってするかどうかは別の話っしょー笑」
もはや清々しい薬師くんの態度に呆れつつ、ドライブスルーの列に入ると
『え、』
カフェの窓際に、一際目を引く綺麗な女性と見覚えのある人が座っているのが目に入った。
瞬間、胸がヒュッとなった。
ワイパーがフロントガラスの水滴を落としていく度
そこに写っていたのは
紛れもなく消太さんと安藤先生の姿だった
「〜〜、ゆずさんは？」
『…えっ？』
無性に怖くなって、俯いているといつの間にか注文口まで来ていた。
『……アイスコーヒー、』
喉は乾いていないが、何か飲んで気を紛らわせたかった。
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ビビ(プロフ) - みるくてぃさん» うれしい…！涙、完結まで見届けていただいてありがとうございました！！ (2021年10月7日 16時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！最高でした！！また見返そうと思います！ (2021年10月7日 0時) (レス) @page50 id: 850a94406b (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - ゆまさん» ここまで読んでいただいて本当にありがとうございます！！楽しんでいただけて良かったです！😭 (2021年10月5日 12時) (レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
ゆま(プロフ) - 完結おめでとうございます！ 本っっ当に最高でした！！！完結が少し寂しいですが、またお話し待ってます！ (2021年10月5日 11時) (レス) @page50 id: 1762eb9ea0 (このIDを非表示/違反報告)
ビビ(プロフ) - みかさん» ありがとうございます！泣 楽しんでもらえて本当に良かったです！！応援していただいて、本当にありがとうございました！ (2021年10月5日 10時) (レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年8月14日 20時
