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「やっぱり、そうだったんだ…」
『何やっぱりって』
「いや…そういう噂もあったから…」
……噂、か
『けど別に。昔はよくあったらしいよ。ホテルに子ども放置してバックれるとか。まぁフツーにいらないから捨てただけなんだろうけど』
風で桜の葉が揺れている。
地面には木漏れ日が揺れ動いていた。
綺麗だと思った。
『……だから私は2人のこと全部は理解できないし、むしろ「でもいいじゃん」とか思うよ。穿った見方してしまうっていうかさ』
別に今までの人生を悲観してる訳じゃないけど。
『……けどそうだね。ほんと、太宰の言った通りだよ』
「それは違う」
急に右から声が聞こえて体がビクッとなった。
声のした方を見ると、先生と目が合った。
「もし本当に要らないんだったらまず生むなんて選択はしない。それに置いていったのなら、それに値する理由があったんだと思う。どんな親でも初めから子どもをゴミだと思って生む親はいないし、誰でも絶対誰かに望まれて生まれてきたはずだ」
『……え？』
……何か急に饒舌だな。え、てか
『…せんせーって子どもいるの？』
「いない」
「『……』」
いや。笑
『……っ笑、何それ。信憑性な笑』
不思議そうにこっちを見る先生の顔を見てると、なんか肩の力が抜けてさらに笑いが込み上げてきた。
どうやらこの人なりに励まそうとしてくれたらしい。
めっちゃ変な感じだったけど。笑
「え…あれ」
『ん？』
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ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
