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イラついたまま声のした方を見ると、ミシマが不思議そうな顔でこっちを見ていた。
「…太宰さんと三上さんもケンカとかするのね」
『……別にそういうのじゃない』
「どう見ても喧嘩だろ」
『だか…つーか！だったらアンタは少しは止めろよ。仮にも教師だろ。おかげで私あのバカに殴られたんだけど…(怒)』
せんせーの方を睨みつけると、せんせーは呆れたようにため息を吐いていた。
「自分たちの揉め事くらい自分たちで解決しろ」
『はぁ？子どもとか…ウチらでどう解決しろって言うのよ』
…あー…もうやだ
どいつもこいつも…
「もし」
膝に顔を突っ伏して、両腕で体育座りしていた足をぎゅっと抱きしめた。
「あいつに本当に子どもができたのなら、その時はいくらでも手を貸す」
『……』
「それは俺たち大人の責任だ。だがもし俺が今あいつに本気で怒ったとしても、それはただの支配だ。だから今あいつと対等に向き合えるのはお前だけだろ」
風がゆるく吹き、前髪を揺らした。
どれだけ顔を覆い隠しても、先生には今私がどんな事を考えてるのかも全部バレているような気がした。
「…でも」
少し顔を上げ隣を見ると、ミシマがぼーっと遠くの方を見ていた。
「何か私…太宰さんの気持ちもちょっと分かるかも」
『…』
「…うちもお母さんは模試の点が悪かったらすごい怒って、良くてもそれが同然みたいな感じだし。お父さんとは話しづらいし。…なんていうか、時々誰のために勉強してるのか分からなくなるんだよね」
まぁ…あんな思い切ったことはできないけどね。笑
ミシマはそう言って、ちょっと困ったように笑っていた。
「三上さん」
『…ん』
「その…太宰さんが言ってたことって本当なの？」
『本当だよ』
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ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
