32 ページ33
色んなことが頭を巡りながら
先生の左手に置いたライターに手を伸ばすと
『！え何…返してよ』
「ダメだ」
先生はポケットにその手を突っ込んだ。
『なんでよ。…確かにライターはまずかったし、こういうのは受け取らないんでしょ』
「校則違反の物は没収する。そういう規則だ」
『はぁ〜？もう帰るとこだしいいじゃん…明日取り行くのめんどいよ』
「誰も返すとは言ってない」
そう言うと、先生はベンチから立ち上がり校舎に向かって歩き出していた。
『……え、待って！』
「！」
『てことは…じゃあ、それ貰ってくれるの？』
先生の腕を掴んでそう聞くと、先生は少し困ったように目を逸らし、何故かちょっと不貞腐れた顔でこっちを見た。
「…貰った訳じゃない。没収して俺が預かるだけだ」
『！』
『…っ笑、あっそ。じゃあアタシのなんだからちゃんと大事に預かっててよね』
「…」
『あ、でもたまになら使っていいよ？笑』
「使わない」
『とかいって、本当は使いたいくせにぃ〜笑』
「早く帰れ」
____________職員室にて。(no side)
じーーーーーー
「あの、さっきから何なんですか」
「オマエなんか今日テンション高くね？？」
「は？」
「私もそんな気がしてたよ！嬉しそうというか何というか…なにかいいことでもあったのかい？？」
「……別にいつも通りですが」
「ウソつけ！絶対なんかあっただろ！！」
「でもあれね。機嫌のいい相澤くんって気味悪いわね「全員仕事してください」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
