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「……お前いい加減落ち着けよ。姪っ子と来てるみたいでヤなんだけど」
『は！？今京都にいるんだぞ！逆に何でそんな落ち着いてられんのよ！！』
「いやもう何回も来たし」
相当眠たいのか太宰は目を閉じたまま会話している。
「てか何だっけあの人」
『は？』
「ほら、アンタに旅費くれた人」
『ギランさん？』
「それ」
若干目を開けた太宰の口にポッキーを入れると、寝ぼけたまま口を動かしていた
「あんたが来れたのはいいけど、急に金渡すとかその人やばい人なんじゃないの」
『…いや別に？普通のおじさんだよ』
「JKにいきなり10万やるおっさんは普通じゃねーよ」
大きく欠伸をすると
太宰は眠気に抗えなかったのかまた目を閉じて眠り出した。
目的地まではあと1時間くらい
……こいつの言う通り
ギランさんとマコさんのおかげで私はここに来れた訳だけど
ギランさんは、マコさんたちの商売のブローカーで
形式的にはマコさんの��キョードー経営者��って肩書きらしい。
だから、ギランさんのことも小さい頃から知っていた。
「たまに家にくるおじさん」 昔も今もそんな感じだ。
他にも色んな仕事をやってるらしいけど、他の仕事のことは絶対教えてくれないし
この��ギラン��という名前も本名じゃなくて
最近になって、本当は漢字で「義爛」って書くことも知った。
昔からなんとなく近くにはいるけど、実は何も知らなくて
何も知らないけど会えないと何か不安になる。
私にとってギランさんは、そういう人だ。
チラっと隣を見ると、太宰はスースーと寝息を立てながら目を閉じていた。
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『アッ！遂に見つけてしまった…！』
「あ？」
『ねぇ！これ2個入ってるしオソロで使おうよ！』
「いやだ。こんなクソダサいやつ。つか「I ♡ KYOTO」とか
マジで買う奴いんのか」(※彼女の主観です)
『お前私にも「I ♡KYOTO」にも謝れよ！！(怒)』
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ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
