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『あー…もうるさいうるさい。ごちそーさま』
いがみ合う2人を無視して、食器を手にキッチンへ向かった。
「Aもういいの？」
『うん、おなか一杯』
「じゃアタシ全部もらうね〜♡」
ナオちゃんは変わらず美味しそうにご飯を食べている。
その顔が超かわいくてスマホを向けると、超絶笑顔でピースしてくれた。カッワ…
「Aー」
『んー？』
シンクで皿に水を流していると、ギランさんがこっちに呼びかけていた。
『何？』
「ちょっとこっち…はいこれ」
手を拭いてまた戻ると
ギランさんは財布から大量のお金を取って、私の前に出した。
『何。怖いんだけど』
「何でだよ！おまえの給料だ。受け取れ」
ギランさんの手にはざっと10万円くらいのお金が握られている。
『…いや何の。てかそんな大金受け取れないよ』
「飯代と人件費だ」
『にしては勘定が雑なんじゃない』
ていうか…お金ならマコさんにもう貰ってるし
今日使った金額もせいぜい1500円くらいだ。
「いい労働にはそれなりの対価が払われる。これビジネスの常識ね。笑」
煙草をふかしながら悪そうな顔で笑うギランさんを横目に、どういう風の吹き回しなのか少し考えた。
「じゃあ私も。これこの前ナオを迎えに行ってくれた時のね」
『！いやいいって！あれはバイトの帰りについでに寄っただけだし…』
「あと学校ギョージにもちゃんと参加しろー？今しかできないことは今やっとけ」
「あら、珍しくアンタと意見が合うわね。笑」
『……』
ニヤニヤと笑っている2人を見て、この2人の考えてることが何となく察しがついた。
「え〜！A超ラッキーじゃーん♡」
ナオちゃんはどこまでもナオちゃんだな…。
『……じゃあ、ありがと』
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ビビ(プロフ) - あゝさん» ありがとうございます！！ものすごく更新が遅くなってしまい申し訳ないです…( )ちゃんと完結できるようがんばります…！ (2022年4月4日 9時) (
レス) id: 703d6ad490 (このIDを非表示/違反報告)
あゝ - この作品が大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年3月26日 12時) (レス) @page33 id: 9b530e966e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ビビ | 作成日時：2021年7月15日 9時
