検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:32,492 hit

10. ページ10

一希.



「ごめんな、めっちゃ待ったやろ……ほっぺ赤いで」

『平気。あ、皆さん、友野一希はどうですか?写真とか』

「え、何でそんな宣伝口調なん?」




Aはどうやらファンの方と一緒にいたらしい。でもよくよく見てみたら、もう既に写真を撮ったことのある人たちだった。全日程来てくれてたなんて……




「この前撮れたので大丈夫ですよ!」

『じゃあ、宇野くんは……』

「俺も前撮ったよ。」

『そっか。じゃあ、私たちはこの辺で……』

「寒いのに対応してくれてありがとうね!気を付けて帰って、しっかり休んでください」

『ありがとうございます』




Aは何度か頭を下げると、「これからもよろしくお願いします」と挨拶をしてその人たちと別れた。




「氷川さん、人見知りとかしないんだね」

『まあ……そこまでは。それにある程度話せるだけやから、特に仲良い友達もいないし』

「何でやねん。俺は?」

『……』

「そんな微妙な顔せんとってや!」




Aは、ふっと口元を緩めて、「当たり前に親友やと思ってるわ」と呟いた。
その表情にほんの少しだけドキッとしたけど、皆の前でもこんな顔できたらなあ……と思う反面、してほしくないとも思ってしまった。

11.→←9.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あお - 26話、「好きやねんやろ」よりも、「好きなんやろ」のほうがよいと思います。途中までしか読んでいないので、楽しんで続きを読ませていただきます (2019年1月5日 20時) (レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星原 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。