7. ページ7
一希.
『……じゃ、私そろそろ戻る。知子と新葉が待ってるから』
「おう。また後でな」
Aが立ち上がると、丁度演技を終えた昌磨くんがやってきた。
『あ、宇野くん……』
「友野くん、ありがとう……って、あれ。氷川さん」
『……ご無沙汰してます?』
「そんなにじゃない?」
『それもそうか』
え、何でそんなに仲良さげなん……?!
二人ってそんなに接点なかったはず、そう思って驚きを隠せないでいると、Aは「おめでとうございます」と言った。
ふとモニターを見ると、昌磨くんは二位。
いやいつの間に順位確定してんねん。
「ありがとう。でも氷川さんこそおめでとう」
『ありがとうございます』
「てか一つしか変わんないんだから敬語いいよ」
『うーん、気が向いたらで。……てかほんまに戻らな!また後でね、一希』
「あ、お、おう……」
Aが小走りで帰って行くのを確認すると、昌磨くんがボソッと呟いた。
「俺、氷川さんの演技好き」……どう言った意味で?!
演技だけじゃなくて氷川さんも好きとか言われたら……流石にどうしたらいいんですか昌磨くん!!
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あお - 26話、「好きやねんやろ」よりも、「好きなんやろ」のほうがよいと思います。途中までしか読んでいないので、楽しんで続きを読ませていただきます (2019年1月5日 20時) (レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ