検索窓
今日:12 hit、昨日:14 hit、合計:32,517 hit

34. ページ34

貴方.



「協力すればいいんでしょ。でも、具体的に何してほしいの?」

『そこやねんな……問題は』




昌磨は腕組みをして考え込んでしまう。
付き合いたいとかは思ったことなかったけど、一希と一緒にいられるならそれ以上の幸せはない。
イコール、付き合いたいってことちゃうんかな……?




「やっぱり、手っ取り早く告白した方がいいよ。これ以上拗れて、面倒なことが起きる前に」

『面倒なこと……』

「Aは今メディアからめちゃくちゃ注目されてるんだよ。その自覚持たなきゃ、」




昌磨の厳しい言葉に、思わず「分かりました」と敬語で返してしまった。

そうは言うものの、毎日パパラッチにつけられてるわけでもないねんなあ……
まだ未成年の私を追い回したらあかんのかもしれへんけど、そのせいで実感が湧かない。




「とにかく、伝えなきゃ始まんない。好き、だけじゃなくて、理由まで全部伝えてこい!」

『っは、はい……!』




そう言って、昌磨は私の背中を押すと、すいーっと滑って行ってしまった。
……相手をするのが面倒で追い返しただけじゃないの?

35.→←33.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (22 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あお - 26話、「好きやねんやろ」よりも、「好きなんやろ」のほうがよいと思います。途中までしか読んでいないので、楽しんで続きを読ませていただきます (2019年1月5日 20時) (レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星原 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。