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一希.
「ていうか、友野くんとAって親友なんだ」
「あー、まあ幼馴染みやから……他の同期より仲良いってだけですよ」
「ううん。そういうことじゃなくて」
「付き合ってるのかと思ってた」と平然と言い切る昌磨くん。
ふとステージ上のAを見ると、目が合った。
ぎこちないけど少しだけ微笑んで、控えめに手を振ってくれる。
……いや何これ。顔、あっつ！！！！
「顔真っ赤だよ、友野くん」
「しょ、昌磨くんが変なこと言うから……！」
「変？思ったこと言っただけなんだけど」
「それが変なことなんですって……焦る焦る」
「そう？まあ、Aはそういうの興味なさそうな感じだけど」
「その通りですよ」
Aはとにかく第一印象でモテる。
クールで可愛くて綺麗で、おまけに鍛えてるからスタイルもめちゃくちゃいい。男の俺でもかっこいいと思うくらいストイック。
好きにならへんわけがないもんな……なのに、いくら告白されても「ごめんなさい」の一点張り。今はスケートが一番って気持ちはよく分かる。
「とにかくAは可愛いからモッテモテですよ。」
「へー、可愛いとは思ってるんだ」
「……昌磨くん、何か俺のこと揺さぶってます？」
「ないない。ただ、気になって」
昌磨くんは少しだけ意味ありげな笑みを浮かべると、ステージ上にいるAに手を振った。
Aはまた表情を緩めて、さっきと同じように手を振る。……あれ、何か嫌やな。
俺だけに見せてくれる笑顔やと思ってたのに、なんて……悔しく思った。
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あお - 26話、「好きやねんやろ」よりも、「好きなんやろ」のほうがよいと思います。途中までしか読んでいないので、楽しんで続きを読ませていただきます (2019年1月5日 20時) (
レス) id: 9b31bd131c (このIDを非表示/違反報告)
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