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73. ページ23

貴方.



『あ、三橋さん、伊藤さん!』

「……お、Aじゃねえか。理子も。何してんだよ」

『いや、それはこっちのセリフですけど。何をしれっと捕まってるんですか』

「それが俺たちも分かんないんだよね」




「泥棒に仕立て上げられちまったんだ」と不機嫌そうに頬杖をつく三橋さんに、「さっさと吐け」と詰め寄るお巡りさん。

……あー、何となく分かった。さっきの奴らは、二人をはめるためにやってたのか。




「お巡りさん。本当の犯人はこっちです。」

「えっ……?!」

「まあね、俺がね、チョチョイのチョイでね。簡単にシメたからね」

「その割にやられてるじゃーん……」




痛々しいパパさんを見て顔を顰める三橋さん。
まあ、あのときのやられっぷりと言ったらもう……本当に武道家だったのか、なんて、失礼なことが頭を過ぎったくらい。

金髪の方が「こいつ、強い」と理子さんを指差すと、「理子がやったのね」と三橋さんも苦い顔をした。




「真犯人も見つかったことだし、この二人、帰ってもいいですよね?」

「……ああ、」




決まりが悪そうに視線を逸らすお巡りさん達に、チッと舌打ちを鳴らして席を立つ三橋さん。

慌てて駆け寄ると、三橋さんは私を見て、「お前は怪我してねえな?」と頰に触れた。
いきなりのことに驚いてよろめくと、「何してんだ」と腕を掴まれる。




『し、心臓に悪い……』

「あ?何がだよ。ほら、早く帰るぞ」

『あっ、ちょ、待ってくださいよ!』

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麻衣(プロフ) - 伊藤落ちがいいです! (2021年5月24日 6時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - んきゃああああああああああああ///な、何ですか俺の女になれって!最高すぎますよ///これからもがんばって下さいっ(*/^^*/) (2018年12月24日 15時) (レス) id: fa2d4be8dc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星原 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月19日 18時

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