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貴方.



「A、衣装凄く似合ってるよ!」

『そうかな……ありがとう、舞依』

「……あのね、私、リンクに立つAを、また見られるのが夢みたいで、今もドキドキしてる」




何年振りかも分からないけれど、お母さんが作ってくれた衣装に身を包み、自分の出番を待っていた。
真っ白なワンピースのシンプルな衣装には、気が遠くなるほど細かい飾りが付けられていて……

舞依は、私の手を掬うように拾い上げ、「頑張ってね」と潤んだ瞳で私を見つめる。




『……泣くの早すぎだよ。ちゃんと見ててね、』

「もちろん!新葉ちゃんに聞いたときは、驚きと嬉しさで心臓が止まるかと思ったもん。だから、今日はちゃんと目に焼き付ける。そう決めたから」

『ありがとう』




私の名前がアナウンスされる。ノービスの選手が滑った後、エキシビションのオープニングアクトのような立ち位置で演技を披露する。

ああ、心臓が止まりそう……でも、こんな緊張感が心地良くてたまらない。私は、やっぱりここが好き。


ポーズを取ると、それに合わせて曲が流れる。
和訳を見たときから、スケートがなくて物足りなく感じていた学生生活のことを思い出していた。身体が辛いときも、涙が止まらないときも、全てを耐え抜いてきたんだ……

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星原(プロフ) - ななさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです( ; ; )今後ともよろしくお願いします! (2018年11月14日 18時) (レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続きが楽しみです。更新お待ちしております(^-^) (2018年10月16日 13時) (レス) id: 240f4ab893 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星原 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年10月14日 23時

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