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貴方.
『寝れない……』
寝る準備は万端なのに、なぜか眠くならない。
どうしたものか、そう思ってロビーの自販機に向かうと、案の定誰もいない。
適当に水を買ってソファに腰をおろすと、「A？」と私を呼ぶ声がした。
『あ、草太、』
「Aもいたんだ」
『何か、眠れなくて……』
「俺も」と笑う草太は、自販機を少しいじってから、私の隣に座る。
「昌磨くんと戦えると思うと、嬉しくて」と語る草太は、右手をきゅっと握った。
その手にどれくらいの気持ちを込めているのだろう、なんて、もう現役の選手ではない私には分かり得ないことだけど。
『大丈夫。ずっと草太の友達やってきた私が保証する！』
「何それ、信用ならないなあ」
『ちょっと、嘘でしょ？』
いたずらっ子のように笑う草太は、「ありがとう」と私の頭をぽんぽんと撫でた。
「これじゃ、私が慰められてるみたい」と呟けば、「エキシビション頑張れってことで」と返ってくる。
『うん、そうだね。こんな機会滅多にないから、しっかり滑るよ。……さあ、早く寝なきゃ！明日に備えよう』
「ありがと。明日もよろしく」
『了解！』
そのあとは、不思議なくらい安眠できた。
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星原(プロフ) - ななさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです（ ; ; ）今後ともよろしくお願いします！ (2018年11月14日 18時) (
レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続きが楽しみです。更新お待ちしております(^-^) (2018年10月16日 13時) (レス) id: 240f4ab893 (このIDを非表示/違反報告)
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