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昌磨.
『友野さん、目悪いんですか?』
「あ、そーやねん。両目で結構差あるし、しかもバラバラでさ。」
『ほう……じゃあ目に良いものとかトレーニング、何かないか考えときますね!』
「えー、ありがとー!てか一希でいいよ。同い年やん?」
友野くんとやけに仲が良いA。
五秒後には、「一希くん!」と満面の笑みで友野くんを呼んでいた。
「え、早くない?」
『ダメでした?』
「いや、俺のことも未だに呼び捨てしないじゃん」
『昌磨さんは年上だから』
いや、そうだけどさ!!選手にリスペクトを忘れないとかどうやら言ってたのは誰だよ。
「友野くんにも敬意持ちなよ」と伝えたら、「リスペクトを持って仲良くします」と笑顔で返される。
「俺は全然気にしないので大丈夫ですよ、昌磨くん!」
「ああ、うん……ならいいけど」
『あ、私、花織ちゃんたちのところに行ってきますね。今日のメニューについて聞かなきゃいけなくて』
「いってらっしゃい!」
友野くんに笑顔で手を振ると、俺にはぺこりと頭を下げて走って行ってしまった。
……何だかなあ、何でそこまで俺のことを遠ざけようとするんだろうか。
そんなつもりはないんだろうけど、そう思えて仕方ない。
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星原(プロフ) - ななさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです( ; ; )今後ともよろしくお願いします! (2018年11月14日 18時) (レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続きが楽しみです。更新お待ちしております(^-^) (2018年10月16日 13時) (レス) id: 240f4ab893 (このIDを非表示/違反報告)
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