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貴方.
「Aちゃん？」
『あ、一希くん……お疲れ様です』
「ありがとう」
一希くんは総合五位という成績で、本人としては腑に落ちなかったのかもしれないけれど、あの素晴らしい表現力とステップは、この大会でも一番の出来だと思う。
「ステップ最高だったよ」と短く伝えると、「ほんまに？」と嬉しそうに笑った。
「Aちゃん、顔真っ赤やけど……大丈夫？」
『え、嘘、まだ赤い？やだな……』
「……昌磨くんと何かあった？」
『えっ』
「図星かよ〜」とわざとらしく私をからかう一希くんに、「違うよ」と返すのが精一杯だった。
昌磨さんが何を考えているのか分からないし、そんな彼に振り回されている自分も理解できない。
「でもいいな」
『え？』
「昌磨くんとAちゃんは、普通の人が入る隙間ないくらい仲良いじゃん」
『そ、そんなことないよ、』
「あるの」
一希くんは「俺も仲良くなりたいんだけどなー」と私と目を合わせるように膝に手をついた。
『もう仲良いと思ってたんだけど』
「またまた。……そういうこと言うから、期待しちゃうんだよ。昌磨くんもね」
『期待……？』
一希くんは、少しだけ大人っぽい笑みを浮かべると、「そうだなあ」と何かを考える仕草を見せた。
「俺、近畿選手権に出るんだけどさ」
『うん、』
「そこで優勝できたら……俺とも仲良くしてくれるかな」
『え、そんなことでいいの……？ていうか、もう仲良いよ』
「違うの。俺はもーっとAちゃんのこと知りたいから！」
「約束しよう」と小指を出した一希くんに、「分かった」と同じように小指を出す。
仲良くなるって、具体的にどういうことなんだろう……それが気になったけど、一希くんなら大丈夫か、と思って「頑張ってね」と伝えておいた。
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星原(プロフ) - ななさん» 返信遅くなってしまい申し訳ないです（ ; ; ）今後ともよろしくお願いします！ (2018年11月14日 18時) (
レス) id: 7b61f158ca (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続きが楽しみです。更新お待ちしております(^-^) (2018年10月16日 13時) (レス) id: 240f4ab893 (このIDを非表示/違反報告)
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