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世間で噂の壁ドンというものをしてみたい。 ページ2

『ねぇ、竜くん。』




「ん〜。なんだよ。」



帰りのホームルームが終わり、皆が続々と帰っていく中、私と竜くんはまだ教室に残っていた。竜くんは私の隣の席でよく相談にのってくれるんだよね〜。




『この間ドラマ見てたんだけどさ。』




「へぇー。」




『壁ドン。してみたいって思ったことない?』




「は?」




ぽかんと口を開けながら見てくる竜くん。いやぁ、イケメンですな。




『私、蘭ちゃんに壁ドンしてみたい・・・。』





「・・・変な趣味。」






竜くんはその一言だけ言って呆れながらとっとと席を立って教室を出ていった。



・・・今日なんかつれないなぁ・・・。



竜くんの後ろ姿を見終わってから私も急いで席を立って蘭ちゃんの教室に向かっていた。



昨日見た恋愛ドラマ。ラストのクライマックスで壁ドンシーンがあった。そこで私は純粋に疑問に思ったのだ、Mの蘭ちゃんに壁ドンをしてみたらどうなるのか、と。まぁ普通にしてみたい気持ちもあるけど。




____________________________________________





『蘭ちゃーーん』



私は蘭ちゃんのクラスのドアを開けて大声で蘭ちゃんを呼んだ。



「竜胆は?」



『先帰った。』



私はそう言ってズカズカと音を立てながら蘭ちゃんの方へ歩いて向かった。蘭ちゃんは引き笑いをして1歩1歩私から逃げるように下がって行った。



「おい、なんか変なこと考えてるだろ・・・。」



わぉ、流石蘭ちゃん。私のことよく見てる証拠だね♡



そして、私はお構い無しに蘭ちゃんを壁へと追い詰めて行った。私は蘭ちゃんの背中が壁についた瞬間、蘭ちゃんの顔のすぐ横をバンッ!と、叩いてみた。壁が壊れるんじゃないかってくらい凄い音がした。



「・・・お前っ



『・・・しー。』



私はそのまま蘭ちゃんの股のしたスレスレを膝でドン!と、叩いた。そうして蘭ちゃんを動けなくしてやった。ふふ、流石私。




『蘭ちゃん可愛いね♡』




私は蘭ちゃんの首筋に軽いキスをした。




すると蘭ちゃんは全身がビクッと震えて顔が一気に赤くなっていた。



「・・・っ後で覚えてろよ・・・」

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蘭さん推しの馬鹿 - 蘭ちゃんM、、、かわゆ((( 更新たのしみ! (2021年9月30日 18時) (レス) @page7 id: d2d5035906 (このIDを非表示/違反報告)
とり - 蘭ちゃんのM、、、最高ですね!! 蘭ちゃんSじゃなくてMだったのでは?と思いました!本当っっ、、、に神です!! (2021年9月26日 14時) (レス) @page5 id: aba2220824 (このIDを非表示/違反報告)
Anna - この小説、とっても楽しいです更新楽しみにしてます!! (2021年9月26日 10時) (レス) @page5 id: e092457668 (このIDを非表示/違反報告)
夜空と暁(プロフ) - すきぴ (2021年9月21日 18時) (レス) @page5 id: 3b02c3cd6d (このIDを非表示/違反報告)
莉兎(プロフ) - 蘭ちゃんのMめっちゃ好きです…!見た目Sだけど蘭ちゃんはMです!ニヤニヤしながら見てます。更新頑張ってください‼︎ (2021年9月21日 16時) (レス) id: 3ff94a678d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玲音 x他2人 | 作成日時:2021年9月12日 21時

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