ハロウィン�� ページ9
リンはリオにしがみついたまま、リオはリンを庇うようにして私の手の平の上で言う。
その姿に燎さんは固まる。
「─────写真撮りてぇ」
「だっ、ダメだよ！？」
私は慌てて二匹を庇う。
「燎さん」
「おっ、いらっしゃい！悠哉」
「──────あっ！ぬこだ！」
私は悠哉と呼ばれたどこかで見たことがある男の人の肩に乗っている二匹のぬこを見て思わず言う。
同時に二匹のぬこは私の肩に乗っていたリオとリンを見て心底驚いたように目を見開く。
「珍しいね。僕、久しぶりにケイ以外のぬこを見た気がするよ」
黒ぬこが微笑みながらリンの髪に触れる。
「ささめ！相手が固まってるから離せ！」
固まっているリンの心配をしてくれてる三毛ぬこが黒ぬこを離す。
「リン！」
「リオ、びっくり、した…………」
「驚かせてごめんなさい」
リンはリオの後ろに隠れる。
「あっ、そうだリン、リオ。ここでちょっと待っててくれる？」
「私達を置いていくの？」
──────あ〜！！！！可愛い！上目遣いのそれはずるい！
私は慌てて涙目のリンがわかるように指をさす。
「今からあの中に行くから、危ないかなと思って…………」
私の指を指した方を見て二匹は固まる。
「──────人間が、一杯………」
「というわけで、お留守番しててねー」
私はそういうと人込みの中に走っていく。そこで売られて居るはずのプリンを買いに。
家に帰る頃には遊び疲れたリンとリオは私の腕の中で気持ち良さそうに眠っていた。
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月29日 23時) (
レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
天海奏(プロフ) - 耕さん» ありがとうございます！ ご期待に添えるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 359d526c7e (このIDを非表示/違反報告)
耕 - とても面白いです！ 続きが気になります！ 更新頑張って下さい！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 4345401185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秦夜 | 作成日時：2018年10月27日 8時
