ハロウィン�� ページ8
ASide
「─────外、出てみようか？」
最近窓から外を見ることが多くなってきた二匹に声をかける。
まだ恐怖心は抜けていないらしく二匹だけでは外に出る勇気も無いらしい。
だからこそ、お母さんに買い物を頼まれたついでに近くの商店街までだが連れていって見ても良いかな？とか考えてみた。
「でっ、でも、お外には人間が一杯居るし、鴉も怖い…………」
リンは読んでいた絵本から顔を上げてビクビクしながら言う。
最近は一と明日可にも近づけるようになったり、少しずつ会話が成り立つようになってたんだけどな
「ん〜、まぁ無理にとは言わないけどね。買い物に一緒に行ってみる？私の肩に乗ってても良いし」
「それなら…………」
「リンが行くなら僕も行く」
「なら、行こうか！」
私は二人の返事に笑顔で答えた。
〜in商店街〜
「トリックオアトリート！」
「ほら、持ってきな！」
「「ありがとう！」」
私は商店街に来て仮装してお菓子を貰って走り去る子供達を見て今日がハロウィンだったのを思い出す。ふと二匹を見ると肩に乗ってる二匹とも不思議そうな顔をしている。
「あれは、何をしてるの？」
「あ〜、今日はハロウィンだから」
「「はろうぃん？」」
「子供達が仮装してトリートオアトリートって言ってお菓子を貰う行事だよ」
「「お菓子！」」
私は最近覚えたことがある。それは、二匹共甘いものに目が無いと言うこと。
決まってお菓子に釣られる。
「あれ？珍しいな！」
「あっ、明日可、ちょうど良いや秋刀魚頂戴」
「はいはい、そんで珍しいな二匹とも家から出るなんて」
「まああんまり家に居るのも良くないし」
「そういう事か！─────せっかくだしお前らも参加してけば？」
明日可は何処からだしたのか小さな服を二着出して来る。
「これ来て、トリートオアトリートって言うんだぞ？」
「人間、怖い………」
「お菓子貰えるぞ？」
「「やる！」」
明日可の甘いお誘いに二匹は勝てなかったらしい。
私は二匹を着替えさせて肩に載せる。
「あっ、燎さーん！」
私は店番をしている燎さんを見つけて駆け寄る。
「あれ、お前肩に何乗せてんだ？」
「ん？あぁ、リン、リオ」
「ぬこか？」
「ぬこといぬこ」
「いぬこ？それまた珍しいな」
燎さんはいつも私が買っている肉をいつもの量を包んでくれる。
「あっ、そうだリン、リオ」
「「とりっくおあとりーと…………」」
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月29日 23時) (
レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
天海奏(プロフ) - 耕さん» ありがとうございます！ ご期待に添えるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 359d526c7e (このIDを非表示/違反報告)
耕 - とても面白いです！ 続きが気になります！ 更新頑張って下さい！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 4345401185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秦夜 | 作成日時：2018年10月27日 8時
