リオ ページ4
ASide
「─────って事があってさ、一ってぬこ飼ってたよね？何を食べさせていいの？」
放課後の生徒会室で今日の分の仕事を終えた私と一はまだ仕事が終わっていない飛鳥を待つついでに昨日起こったことを簡単に説明する。一は少し驚いた顔をしてからすぐに考える。
「ぬこは猫が人間よりに進化したって言われてる生き物だから基本的には僕達と同じもので問題ないはずだよ。」
「あっ、そうなんだ？」
「Aはそのぬこ達の飼い主探すのか？」
不意に飛鳥に問われ私は思わず考える。
本来ならすぐにでも探すべき何だろうな……………
でもひっかかる事が多いし…………
「─────あ〜、迷ってる？」
「何で疑問？」
「何か気になることでも？」
説明するより、見てもらっ方が早いか？
「二人ともこれから時間ある？」
「急にどうした？」
「いや、見てもらった方が早いと思って」
二人は顔を見合わせた。
〜in家〜
「ただいま〜」
「お帰りなさい。─────あら、飛鳥君と一君。いらっしゃい」
「お邪魔します」
私は二人を部屋に入れる。
「リン、リオはどう？」
「─────まっ、まだ起きなくて…………」
そういうとリンはぽろぽろと泣き出す。
「リオ、起きなかったらどうしよう…………」
私は二人を見る。
「正直、こういうことだから捜していいのか迷ってるんだよ」
リンは寂しそうにしっぽを揺らす。
「これは…………」
「思ったより大変だな」
「───────リオ！」
私達は初めて聞くリンのはっきりした声に振り向く。私が二匹の側に寄ると、リオが目を覚ました所だった。
「ここ、何処？」
「えっと………」
「私の部屋だよ。何処か痛いところある？」
リオは私を認識した瞬間リンを抱きしめる。
警戒されてるし！
「リンに何かした？リンを傷つけたら許さないよ」
「リオ、違うよこの人は私達を助けてくれたんだよ」
「人間は、信用できない」
あからさまに睨むリオに私は思わず笑う。
「あ〜、心配しなくて良いよ。何もしてないから─────大切なんだね？」
私は言いながら小さいお皿に載せられたすりおろし林檎を二人にだす。
「できれば何であんなところに居たのか知りたいんだけど？」
「人間に話す事じゃない」
「場合に寄っては君達の飼い主を探さなきゃいけないでしょ」
私が言うと、リオは少し悩んでから頷く。
「良いよ教えてあげる。僕達は────────」
淡々と話し出した内容は外れていて欲しかった内容だった。
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まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい (2018年10月29日 23時) (
レス) id: 403bff38f1 (このIDを非表示/違反報告)
天海奏(プロフ) - 耕さん» ありがとうございます！ ご期待に添えるかはわかりませんが頑張ります！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 359d526c7e (このIDを非表示/違反報告)
耕 - とても面白いです！ 続きが気になります！ 更新頑張って下さい！ (2018年10月28日 11時) (レス) id: 4345401185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秦夜 | 作成日時：2018年10月27日 8時
