身体能力が普通の人の7倍の今世です。

貴方は今何を考えてるの？ ページ19

☆コナンside

俺が名さんの話を聞いていると、最初に会った時には出ていなかった気配がする

最初は元気で、明るくて、蘭を守ってくれた良い奴で

でも、黒の組織に関係してるかもしれない、そんな黒とも白とも言えないような俺の中では微妙な位置にいた彼

でも、彼が自分のことを話してくれて、やっとどちらにいるのかがわかった。彼は白だ。一時期黒に染っていたこともあるみたいだが、それも、国を守るためだったみたいだし

そう考えていると、沖矢さんもその考えに至ったらしく、俺と一緒に彼を守ろうとする

彼がこの話をし始めた途端に今まで明るかった瞳に影がさし、表情を失った。まるで、壊れたフランス人形のような、そんな表情になった


『お二人共、有難うございます。悲しいのは悲しいんですけど､そこまで隠し通せるような技術は僕には無いですし、もう、半分以上喋っちゃいましたけどね』


そうかよ
でも、俺はいつでもあなたの味方でいることにするぜ。迷惑だと思おうがどうしようが、守る。絶対に悲しませない。そう覚悟を決めた

貴方もそう思ってるんだろ？安室さん･･････いや






───降谷零───







☆沖矢side

彼が自分の話を始めた時に、雰囲気がガラリと変わった

まるで、悲しみをこらえるかのような表情になった

しかし、僕達のことを知っている時点では、まだ白とは決められない。だが、彼は違うと思った。もしそうだったら、自分を今この場で殺して構わないという台詞は、出てこないし、例え、演技であろうとここまでリアリティーがあるこの雰囲気は作ることは出来ない

だから、俺は貴方を守ろう

貴方が、ここで安心して暮らせるように。何があっても･････････





────俺の命に変えてでも────

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