49話 ページ9
貴【だけどちゃこは｢むっくんの顔は元々知ってるし、むっくんはむっくんだもん。それにむっくんはヒーロー顔負けの優しさ持っとるもん。｣とクラスメイトに言ったんですよ。】
根｢いい幼馴染だね｣
貴【自慢の幼馴染です。
それからと言うもの、クラスメイトは謝ってきましたが怖いという感情があって書く時には手が震えてました。唯一会話できたのがちゃこだけなんです。】
根｢そっか。今のクラスは大丈夫？｣
貴【皆優しいです。皆悪い人じゃないし、あんなことはやらないと思います。
そう思ってますけど、やっぱちゃこ以外は怖いのか書く手が震えてます。】
根｢…私でも震えてるね…｣
貴【すみません。わかっているのですが、】
書いてる途中で校長先生に書く手を止められた。
手…小さい……←
根｢謝らなくていいんだよ！君は何も悪くないんだから！少しずつ慣れていこう。何かあったら何でも聞くし、何でもやるよ。｣
何でこんなに校長は優しいのだろうか。
貴【ありがとうございます。】
でも、気持ちだけ受け取っておこう。
俺なんかが人に甘えてたらダメだし…な。
根｢あ、最後ね！無理してやらなくていいから、聞くだけ聞いて欲しい！｣
……何となく察した。
根｢マスク、外してくれる？｣
…やっぱりな。
けど、そう言われるのはわかってて準備はしていた。
俺の顔はちゃこしか知らない。
昼飯の時もマスクしながら食べてるから、いつも一緒に食べてる天もデクも知らない。
貴【俺の顔のこと、他の人には言わないで下さい。約束出来ますか？】
根｢！うん！約束するよ！｣
貴【見てから後悔しないで下さいね】
根｢後悔なんてしないさ。｣
俺はゆっくりとマスクを外した。
マスクを取った手は少し震えていた。
そっと校長を見たら
貴『──っ!?』
校長は笑っていた。
根｢全然敵じゃなかったよ！君の顔はとても優しい顔だったよ！いやー、少しだけ敵っぽいの期待してたんだけどね！｣
校長ってたまにボロっと本音出すよね←
貴【怖くないですか？】
根｢全然！よく頑張ったんだなー！って思ったよ！
無命くん！見せてくれてありがとう！｣
何でそこまで嬉しいんだろ…何でそこまで感謝するんだろ……俺にはまったくわからなかった。
根｢今日はありがとう！体育祭、応援してるよ！見れないけど！｣
貴【はい。ありがとうございました】
そう書いて校長室を出た
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 403人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねぇ疲れた(プロフ) - オチは耳郎ちゃんを希望します。自分のペースでいいのでこれからも更新頑張ってください。応援しております (2020年12月7日 15時) (
レス) id: fe38c11ad0 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 爆発三太郎がいいです！！！ (2020年1月13日 20時) (レス) id: 392bac1abb (このIDを非表示/違反報告)
塩キャラメル - 男子落ちとかってないですか (2019年11月12日 15時) (レス) id: 5132aba8d3 (このIDを非表示/違反報告)
くそにーと。 - 相澤先生がいいです (2019年8月17日 0時) (レス) id: 2d296ea432 (このIDを非表示/違反報告)
なーにゃーにゃ(プロフ) - めうさん» ご指摘ありがとうございます！訂正しました！ (2019年4月27日 15時) (レス) id: 945d24afeb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なーにゃーにゃ | 作成日時：2018年10月11日 17時
