34話 ページ35
私と男はしばらく睨み合った。
貴『離してちょうだい。気持ち悪いわ。』
そう言うと腕に余計力を込められる。
──｢_______________!!｣
昔のことがフラッシュバックする
貴『っ…やだっ……離してっ…！』
ｷﾞﾘｷﾞﾘ……
やだっ……怖いっ…救けて……誰かっ…
緑｢あの…その人を離してください。嫌がってますよね。｣
デクっ……！
父｢あ、さっき試合に出てた子じゃないか！確か…緑谷出久くん、だっけ？かっこよかったよ〜｣
そう言って私の腕を離してデクに近づく。
近づかないでっ………
緑｢戻るよ、飯瀬さん!!｣
デクが私の腕を掴んで走り出した。
ﾊﾞｼｯ!!
だけどその手を振り払ってしまった。
貴『っ……ぁ……ごめんなさい…』
トラウマがっ……
いつの間にかあの男は消えていた。
私の手は少し震えていた。
緑｢…大丈夫だよ！戻れば、誰も君のことを傷つけたりしないから！
ね？戻ろう！飯瀬さん！…あ、の前にリカバリーガールのとこ行った方がいいね…送ってくよ！｣
……ごめんね、デク…
しばらくは怖いのよ……
貴『…うん』
けど、我慢しなきゃ……じゃないとデクを悲しませてしまう…
______________________________
デクにリカバリーガールの所まで送ってもらった。
貴『あっ…デク…さっきのこと、誰にも言わないで……天哉にも……言わないでちょうだいっ……』
皆に心配はかけさせない…
緑｢…わかった。じゃ、飯瀬さんのこと聞かれたら、知らないフリしとくね。｣
何でそんなに優しいのかしら……
貴『…ええ。ありがとう…』
そう言えば、デクは応援席に戻った。
貴『…あの……リカバリーガール。』
リ｢ん？なんだい…って何があったさね、ほら。こっちに来な｣
リカバリーガールは私の頬を見て手当をする準備をした。
私はリカバリーガールの前の椅子にゆっくりと座った
リ｢何があったさね｣
手当をしながらリカバリーガールは聞いてきた。
貴『………色々ありました』
リ｢その中身を聞いてるんだよ。｣
リカバリーガールは手当を終わらせ、私の目を見つめながら聞いた
貴『っ………ごめんなさいっ！ありがとうございました！』
リ｢あっ…ちょっと待ちな!!……はぁ…｣
私は逃げた。
言いたくなかったから。
言ったら…私の心は弱くなってしまう……
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り - カタカナ口調わろた (2023年2月17日 21時) (
レス) id: 5f3f56845f (このIDを非表示/違反報告)
さぎり - ハルトマンの少女妖怪さん» それなwww相澤先生がやられた時の夢主に吹いてしまったwコロス…ブッコロスwww (2019年6月5日 20時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - この小説好きです！投稿頑張ってください！ (2019年4月2日 16時) (レス) id: c319594b2b (このIDを非表示/違反報告)
ハルトマンの少女妖怪 - めっちゃ「ふふっ」て言うやん (2018年10月30日 21時) (レス) id: b04a06705b (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - この作品ｽｯｯｺﾞｲ好みです!!有難うございます！<(_ _)>ﾍﾟｺﾘﾝｺﾞ更新頑張って下さい！ヽ(´▽`*)ゝ (2018年9月26日 17時) (レス) id: 40ae86f18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーにゃーにゃ | 作成日時：2018年8月4日 16時
