33話 ページ34
上｢爆豪も背負い投げられてたよな｣
爆｢黙れアホ面…んのクソが…!!｣
体力テストでの部分使用…対人訓練での投げ……
経験を活かすというより、活かせる経験で強引に流れをつくって狙ったような感じだったわ。
緑｢ハアッ……｣
プ《IYAHA！緒戦にしちゃ地味な戦いだったが!!
とりあえず両者の健闘を称えてクラップユアハンズ!!》
私は静かに拍手をした。
貴『……飲み物買ってくるわ』
飯｢なら俺も…｣
貴『ごめん、一人にさせて』
飯｢……ああ｣
ごめんね、天哉。
______________________________
──自動販売機前
ｶﾞｺﾝｯ…
天然水を買って一口飲んだ。
──｢片腕ないけど、そんな奴がヒーローなれるなんて、バカだと思わないか？｣
心操くんの言ってた言葉が頭から離れない。
貴『…わかってるわよ。こんな体で…ヒーローになれるなんて難しいことくらい……。』
ない方の片腕を見つめながら、独り言を零した。
貴『わかりきったことなのよ……っ！
何を今更っ……』
まだヒーローになれると夢を見ていた。
現実を突きつけられると悲しくなる。
──｢A、アナタは好きに生きていいのよ。｣
──｢もしアナタがヒーローになった時は──｣
貴『…ごめんっ……お母さんっ……』
_______________約束、守れないかも。
貴『……戻らなきゃ。』
轟くんと瀬呂くんの試合見なきゃ…
戻ろうとした時に私の目の前に誰かが立ち塞がった。
貴『……何しに来たのよ』
？｢何って…愛する娘の体育祭を見に来ただけじゃないか！｣
そう言う男はニコニコと笑って私を見た。
貴『私はアナタを親だなんて思ったことないわよ。』
？｢実の父親に対して酷いこと言うね。またお仕置きが必要かい？｣
ポキポキと指を鳴らす男。
コイツの癖だ。
貴『もうコリゴリだわ。邪魔なの、退いてちょうだい。』
父｢……全てはお前のせいだからな｣
すれ違いざまに男に言われた言葉。
貴『っ……お母さんのことを守れなかったアナタが言える事じゃないでしょう？
元ヒーローのクセに大事な家族一人すら守れなかった弱虫じゃない。』
そう言うと、男に腕を握られ頬を殴られた。
貴『っ……』
父｢残りのその腕無くしてやろうか。｣
そう言った男はとんでもない殺気を飛ばしていた。
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り - カタカナ口調わろた (2023年2月17日 21時) (
レス) id: 5f3f56845f (このIDを非表示/違反報告)
さぎり - ハルトマンの少女妖怪さん» それなwww相澤先生がやられた時の夢主に吹いてしまったwコロス…ブッコロスwww (2019年6月5日 20時) (レス) id: b33addfcfc (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - この小説好きです！投稿頑張ってください！ (2019年4月2日 16時) (レス) id: c319594b2b (このIDを非表示/違反報告)
ハルトマンの少女妖怪 - めっちゃ「ふふっ」て言うやん (2018年10月30日 21時) (レス) id: b04a06705b (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレ - この作品ｽｯｯｺﾞｲ好みです!!有難うございます！<(_ _)>ﾍﾟｺﾘﾝｺﾞ更新頑張って下さい！ヽ(´▽`*)ゝ (2018年9月26日 17時) (レス) id: 40ae86f18b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーにゃーにゃ | 作成日時：2018年8月4日 16時
