【約ネバ】演技の上手な女の子 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:32,901 hit

8話ページ9

エマ｢……鬼ごっこが？｣

そう言ってエマは苦笑いする。

レイ｢少なくともこいつらがやってんのはそういう遊び。｣

ノーマン｢そこが鬼ごっこの面白さでしょ？｣

レイ｢な？だから強いんだよ｣

貴『──で当然レイにも(・・・・)あるんだ。"戦略"ってヤツが！』

ノーマン｢ある(・・)どころかレイは僕なんかよりずっと策士だよ｣

エマ｢！｣

レイ｢オイ。買いかぶんな｣

エマ｢敵の策(て)を読む…か…｣

エマの目付きが変わった

それを見て私とノーマンとレイは口角を上げる

ナット｢やっぱ違ぇなあの3人は｣

ギルダ｢あのレベルが一度に3人…ハウス史上初だって｣

ナット｢あ〰〰そりゃママも喜ぶわ…じまんの子。
勉強も運動も異様に(・・・)とび抜けてるもんな｣

ギルダ｢そうね。

中でも断トツの頭脳を持つ天才ノーマン。

その天才と唯一互角に渡り合える博識で知恵者のレイ。

抜群の運動神経と驚異的学習能力で常に他2人に追随するエマ。

そして

天才2人ですら互角に渡り合えない頭脳を持ち、エマと互角の抜群の運動神経を持つ鬼才A。｣

ナット｢マジ何食ったらああなるんだよ!!｣

ギルダ｢食べてる物は同じよ♡きっと私達とは神経系の出来が違うんだわ｣

フィル｢シンケーケー？｣

ドン｢要するにバケモンなんだよ。施設(ハウス)が生んだバケモン！だが常人には常人の戦い方がある。見てな！｣

ギルダ｢ドン…｣

ドン｢ノーマンリベンジだ！2回戦やろうぜ！｣

リベンジって…一応私たちの勝ちだったけどね…

ドン｢次ノーマン以外全員｢鬼｣！ってのどうよ｣

｢｢(せこっ…!!)｣｣

レイ｢せこっ…｣

貴『じゃあ2回戦は私パスしようかな！』

ドン｢いいぜ！Aがいなくても俺たちでノーマンを捕まえてやる！｣

貴『頑張れよ！』

ノーマン｢いいよ。捕まらないから｣

サラリとそう言うノーマン

ドン｢言ったな〰後悔すんなよ。最後(・・)絶対捕まえようぜコニー｣

コニー｢うん｣

そう言ってリトルバーニーを抱き締めて笑うコニー

あの笑顔を見れるのも今日で最後

エマ｢コニーもいよいよ今日で最後かぁ…｣

ノーマン｢また僕ら先を越されちゃったね｣

貴『手ェ抜いてあげてよ、ノーマン』

ノーマン｢わかってる｣