【ハイキュー!!】イケメンマネよ、頼む。

29話 ページ30

田｢大地さんも菅原(スガ)さんも溯姐さんも…
日向と影山(あいつら)にあんな攻撃使えるって見抜いてあんな事言ったんスか!?｣





貴､澤､菅『｢｢えっ!?｣｣』





菅｢そっそんなワケあるかっ！俺は｢もっと日向が打ち易いトス上げたれよ｣って意味で言ったんだよっ｣





澤｢俺は影山の多少無茶なトスにも日向なら合わせられるようになるかなって思ってた｣





貴『…でも良い意味で裏切られたな〰。

日向がトスに合わせるんじゃなく、トスを完璧に日向に合わせる…日向がどこに跳んだとしても。

セッターがスパイカーに気持ち良く打たせるっていうのはすっごく当然のことなんだけど、その"打たせる"の精度がとんでもなく高い』





菅｢日向がまだへたくそで打てなかった(・・・・・・)からこそ、影山の真骨頂を発揮させたんだなあ…｣





澤｢うん…なんていうか…こう(・・)(10+10=20)なれば良いなと思ってたのが、
こう(・・)(10×10=100)なっちゃったみたいな｣





貴『未熟でも天性のスピードやバネを持ってる日向。その能力を高い技術で完璧に活かす影山…

互いが互いの能力(パフォーマンス)を最大限に引き出す─…

これは…予想以上に凄いコンビができちゃったかもな』





そう言ってボクらは日向たちを見る





日｢月島！｣





月｢？｣





日向が月島に手を差し出す





月｢??……………何。｣





日｢試合の最初と最後に握手すんじゃん。今日の最初はしてないけどっ。
それにこれから仲間(チームメイト)だしっ。嬉しくねえけどっ｣





月｢……………｣





日｢(はやくしろよっ。お前知らねーの!?ちゃんと｢仲間(チームメイト)の自覚｣を持たないと体育館から放り出されるんだぞ！)｣





澤｢？｣





ヒソヒソしながら日向は大地をチラチラ見ていた





ごめん日向、ボクには聞こえてる←





月｢…君らが体育館出禁になったのは、主将の再三の注意を無視(シカト)して勝手に勝負始めた挙げ句、教頭のヅラを吹っ飛ばしたりしたからデショ｣





孝支情報だな…答えるのはアイツぐらいしかいない





日､影｢｢…………………………｣｣





日｢い…いいじゃねーか細かいことはっ
ハイ握手ーっ｣





ガバーッと日向は月島の手を目掛けて飛びつく





月､山｢｢!?｣｣





騒ぐ1年たち





田｢何やってんだ1年共…｣

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