時間がかかっても ページ22
『...A』
泣き止まないといけない
泣き止んでちゃんと廉くんにフッてもらう
そう思えば思うほど
涙というのは溢れてくる
『A』
下から覗くように廉くんはあたしを見上げる
『俺は、フラない』
「...」
『俺は、Aのこと待ってる』
「...え」
『中学の時の俺なら
いまさっきのAの頼み、聞いてたかもしれん』
そう言ってあたしの腕に優しく手を置く
『でも
いまフッた所でお互い気持ちよくならん』
「...」
『お互い気まづくなる、それは嫌や』
「...廉くん」
『うん、そうやって
ずっと呼んでや
じんのこと好きでも
今まで通りそうやって 廉くん って呼んで』
廉くんは優しく笑った
『じんのこと、時間がかかっても
Aは、じんにぶつかればええ』
もう
ぶつかるしかないんだ
「...廉くん」
『ん?』
「今まで、ごめんなさいッ
それから...好きになってくれてありがとう」
274人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん(プロフ) - 夏実さん» ありがとうございます(;_;) (2018年12月10日 23時) (レス) id: b8b2e5eb96 (このIDを非表示/違反報告)
夏実(プロフ) - この作品大好きです (2018年12月10日 21時) (レス) id: c961c52559 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかん | 作成日時:2018年12月10日 9時