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前みたいに ページ48
｢...どうして｣
『こいつ、彼女やから
触るな』
ヤンキーたちは廉くんを睨みつけて
去っていく
｢...｣
『...何もされとらん？』
どうして
優しくするの？
｢...ありがとうございます｣
『...』
俯いてお礼を言う
『...なあ』
そう言うと首筋に顔を埋めた廉くん
くすぐったくて肩が上がる
『...距離、取られるの嫌や
前みたいに呼んでよ
廉くんって
前みたいに普通に話してよ
タメ口で』
久しぶりに聞いた
か弱い廉くんの声
首を横に振る
『なんでなん？
俺、まだAのこと_______________』
｢...ほんとにありがとうございました｣
そこから先を聞きたくなくて
話を遮った
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作者名：みかん | 作成日時：2018年12月1日 18時
