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痣 ページ41

『Aちゃん_______________』



腕を掴まれて

優しいその声に反応して

ゆっくり振り返る



『...その格好』



また前を向く

だめ

来ないで



『じんー、ここにおった...ぁ』



廉くんの声がすると

廉くんは沈黙した

そうだよね

こんなボロボロになってんだからね



｢...｣



前に回ってきた先輩は



『...廉』

『あ、、、ん？』

『教室にさ、俺の体育着入れ

あるからさ、中からジャージ持ってきてくれる？』

『分かった』



パタパタと廉くんの足音が遠のく



『...痣、隠したいでしょ？』



そう言って腕に付いてる痣を撫でる

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作者名：みかん | 作成日時：2018年12月1日 18時

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