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トイレ ページ38
気持ちがまたも晴れぬまま学校に行くと
『ねえ、ちょっといい』
女子3人組が話しかけてきた
『！A！！！』
『あんたは呼んでない』
｢葉菜、大丈夫だよ｣
そう言って3人についていく
トイレの中に入れられた
『あんたさ、どういうつもりなの』
『神宮寺先輩と永瀬先輩
独り占めしてさ』
｢独り占めなんて...｣
『うっせーんだよ！！！！』
乾いた音が鳴り響く
その衝動で後ろにふらつく
顔を叩かれたんだ
ヒリヒリする
頬を押さえながら俯く
『地味女が先輩に近づくんじゃないよ！！！』
髪を引っ張られて床に押さえつけられる
『ねえ、これ』
上を向くと
一人の子がホースを持っていた
『いいねそれ、やりな』
蛇口をひねって
水をかけられる
『あっれ〜
これで綺麗にしてあげるね』
そう言って汚れたモップで押さえつけられる
どのくらいしたんだろう
どのくらいこのままでいたのかな
涙が溢れてきた
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作者名：みかん | 作成日時：2018年12月1日 18時
