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バカじゃん ページ35

近くの公園のブランコに乗って

前後に揺れる



「...」



揺れる度にキィと鳴るブランコ



「...」



『やっぱりお前ってつまらんな

顔だけやん』



言われ慣れてきたはずなのに、なぁ



「...」



揺らしていたブランコが止まる

ふと上をむくと



「...先輩」

『クレープ食べる?』



わざわざ、学校抜けて

クレープ買ってきたの?

バカじゃん先輩



「...なんでいるんですか」



前を向いて可愛くない返事をする



『クレープ食べたいかなって』

「...」

『嘘』



そう言ってあたしの前にしゃがむ



『...さっきのこと心配になって』

「...大丈夫ですよ」



そっぽを向く



『大丈夫なら、学校抜けないでしょ』



そう言ってコツンとおでこにされる



「...」

『はい、クレープ』



右手に渡されたクレープ

嘘つき→←恋愛感情



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作者名:みかん | 作成日時:2018年12月1日 18時

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