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帰宅路 ページ26
『ねえ、一緒に帰ろうよ』
｢嫌です｣
『つれないなぁ、Aちゃんお願い〜』
｢嫌です、おひとりでお帰りください｣
そんな会話が続いて放課後
流石に来ないよな、そう思ってるけど
心のどこかで
来てくれるんじゃないかって
期待してる自分がいる
何考えてんだか
自分に呆れながら帰宅路を歩くと
《姉ちゃん、俺らと遊ばね？》
《うんうん、遊ぼうよ》
｢ご、ごめんなさ、あたし｣
お酒臭いおじさん2人に絡まれた
肩を組まれて
《気持ちいいこと、してあげるからぁ》
そう言って太ももを触られる
やだ、やめて！！
だれか！！！！！
『おいおっさん、』
振り向くと
｢れ...廉くん｣
『何してんねん、こんなガキ相手に』
そう言っておじさんの腕を解いた廉くん
『俺の、彼女に手、出さないでもらえます？』
おじさん達は血相を変えて
どこかへと逃げるように去った
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作者名：みかん | 作成日時：2018年12月1日 18時
