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杏「ではこうしよう」




閃いた!とばかりに、手をぽんっと叩く。
再び手を止めて彼の方を振り向くと、彼は得意げな笑みを浮かべて言った。





杏「俺への世話の1つとして頼む!」

「………」





どうしてそこまで名前で呼ばせたいのか。
私の困る顔を見たいから?そんなに悪い性格だとは思えない。





そもそも彼がここにいるのはせいぜい3日から長くて5日ほどだろう。

柱の方ほどの回復力があれば、彼が負った程度の傷は2日で完全に塞がる。そこから大事を取って休むとしても、来週にはここにいないのだ。





そんなに短い期間。どうせすぐ忘れてしまうような、人生の中でほんの一瞬の時間のはず。
なのになぜ、そこに特別な出来事を求めるのか。





杏「ここは鬼殺隊に無償で尽くしてくれる場所だ。断る理由はないな?」





半分脅し文句にも聞こえる口調で、ニヤリと笑う。
その笑みがどうにも嬉しそうで、私は折れるしかなかった。




「かしこまりました、煉獄様」

杏「む!なぜ苗字なんだ!」

「下の名前で呼べるほど私は地位も名誉もありませんので」





ここは譲れない、と私の意思を察したのか、彼は渋々それで納得した。

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まゆ(プロフ) - うわぁん〜・゜・(つД`)・゜・涙が止まらないです〜!!心臓がキューってなります!煉獄さんと夢主さん幸せになりますように!これからも更新楽しみにしてます!お待ちしております!(^-^)/ (2021年9月23日 23時) (レス) @page32 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつき。 | 作成日時:2021年6月2日 21時

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