貴方に好かれても【煉獄杏寿郎】

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杏「よもやよもやだ」


「え？」


杏「まさか柱である俺が、こんなにも容易く惚れてしまうとは」


「ほ、惚れ…？」




恋愛相談？私今から炎柱様に恋愛相談されるの？


いや、だって炎柱様とは初対面だし全然知らないし、周りの方たちのことなんてもっとわからないし、助言なんてできる自信………



杏「君の名前は？」


「えっ、私ですか？」


杏「そうだ」


「久遠Aと申します」


杏「A……いい名前だな！」




突然上がった声のトーンに思わずビクリと肩が揺れる。
炎柱様無駄にいい声だから、名前を呼ばれると少し胸が鳴る。




杏「A、」


「はい」


杏「俺と結婚してくれ！！！」





…………え？

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