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ページ19

「‥素直な人ですね」

杏「む?ありがとう!」






穢れのない、綺麗な瞳をすうっと薄くして微笑む煉獄様。

彼にとって私は、どんな存在なのだろう。





ここを出れば、もう関わることなんてないであろう私に好意を向けてくれている。
素直に嬉しいけれど、すこし複雑だった。





「この際なので話しておきますが」

杏「なんだ!」

「私は正直、煉獄様と結婚とか夫婦とか、そういったことは全く想像できません」

杏「‥ふむ」

「ましてや私は、鬼殺隊の方々の任務を支える役目です。お近づきになれるような身分でもありません。」






静かに話す私を煉獄様はじっと視線を逸らさず見つめている。
一言一句聞き逃すまいとしているのか、若干前のめりなのが視界の端に映って気になる。





私は煉獄様の妻に相応しい人間ではない、と
何度も何度も言葉を変えて訴える。



だからその気持ちに応えることはできない、と。






杏「まだあと5日ある!」

「5日で私の気持ちは変わりません」

杏「分からんだろう!」

「分かります。」

杏「なぜだ!」





理由なんてない。




─── 私は、煉獄様のことは好きにならない。

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まゆ(プロフ) - うわぁん〜・゜・(つД`)・゜・涙が止まらないです〜!!心臓がキューってなります!煉獄さんと夢主さん幸せになりますように!これからも更新楽しみにしてます!お待ちしております!(^-^)/ (2021年9月23日 23時) (レス) @page32 id: d503357f65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おつき。 | 作成日時:2021年6月2日 21時

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